【グルメレポート第19回:2017年4月17日「高田エリア編3」】高田駅近くの高田交差点から綱島駅前へ向かうバス通りの「子母口(しぼくち)綱島線」沿い、高田東1丁目の一軒家を使ったハワイアンカフェは、一昨年(2015年)夏にオープンしたばかり。少し寂しくなった道路沿いでランチ営業を続けるだけでなく、落ち着ける店が多くはない高田駅周辺では貴重な飲食店です。
子母口綱島線は、綱島や高田が住宅開発される以前の明治期から農道として存在した古い街道。今もバスや車が頻繁に行き来し、綱島駅側では飲食店の新規開店も盛んとなっている一方、高田駅側では「オリジン弁当綱島高田店」と「ファミリーマート高田東店」が相次いで閉店するなど、少し寂しい状況です。
横浜高田郵便局の並び、先月(2017年3月)末に閉店してしまったファミリーマートの隣にあるのが「cafediner OHANA(カフェダイナーオハナ)」。同店開業以前は一軒家の壁面には派手な装飾が加えられ、店頭看板も英語の文字が並んでいて何の店かが分かりづらく、“部外者”が気軽に入れるという感じの建物ではありませんでした。
現在も壁面装飾は残っていますが、正面入口付近は白を中心とした落ち着いた色調となり、ハワイ語で家族を意味する「OHANA」と書かれた看板とともに、メニュー表も掲示されているため、不安なくドアを開けることができるはずです。
木目調の店内はカウンター10席を合わせ、25席ほどと大きくはありませんが、壁面にはハワイのビールやウクレレ、現地の小物が並び、現地の雰囲気が凝縮されています。「食べログ」の情報によると、以前は東急池上線の洗足池駅近くで営業していたといい、現在もハワイ好きの夫婦二人で運営している様子です。
ランチメニュー(11時から15時)は、定番の「ロコモコ(目玉焼きやハンバーグなどがのせられたハワイの丼)」やオリジナルのナポリタンがいずれも税別980円で、カレーや日替わりランチは税別926円でドリンクとサラダが付いてきます。同店お薦めの「スペシャルワンプレートランチ」(税別1480円)は、ガーリックシュリンプやビーフリブ、ハワイ風の鶏唐揚げなどがセットとなった豪華版。
この日はワンプレートランチを注文。柔らかく甘い優しいチキンと甘め醤油ベースの味のソースがしっかり絡むビーフリブ(骨付きカルビ)を味わい、殼ごといただけるガーリックシュリンプを味わった後は、セットドリンクにはハワイを代表する「ライオンコーヒー」は欠かせないと思いながらも、「マンゴージュース」を選択。昼から心地よくなりました。
「キッズカレー」や「キッズスパム」(いずれも税別650円)といった子ども向けメニューも用意されているので子連れでも使えそうですし、時間に余裕のある時はパンケーキ(同780円)も味わいたいところ。ハワイアンドーナッツ「マサラダ」も気になります。
高田駅周辺では貴重なカフェとして、珈琲好きにはたまらないハワイ島産「コナコーヒー」(同650円)や定番のライオンコーヒー(同450円)を味わいに行くのも悪くなさそう。
なお、同店は日吉・綱島・高田エリアでは数少ない「ペットの同伴OK」の店となっており、まさに店名通り“家族(オハナ)”で訪れるにも最適ではないでしょうか。
- このコーナーは記者が個人的に訪れているなかで、「ここは!」というお店についての情報を紹介するとともに、個人としての所感を述べていく連載。バックナンバーはこちら。なお、日吉・綱島・高田以外の港北区内エリアの情報は「新横浜新聞~しんよこ新聞」をご覧ください
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【参考リンク】
・cafediner OHANA (カフェダイナー オハナ)の公式サイト ※「About」のページにペット同伴入店時の注意事項の記載あり
・cafediner OHANA(「食べログ」のページ)