強烈な刺激よりも旨さ、高田ならではの「担々麺」を味わえる洒落たラーメン店 | 横浜日吉新聞

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日吉・綱島・高田のグルメレポート【グルメレポート第24回:2017年8月7日「高田エリア編4」】日吉や綱島周辺で「坦々麺」といえば「元祖ニュータンタンメン本舗イソゲン」が広く知られ、日吉には元住吉寄りの仲の谷店(日吉3)や日吉本町駅近くの日吉店(日吉本町3)、綱島では駅近くの綱島店(綱島西1)の3店を展開していますが、高田エリアにはありません。しかし一昨年、ニュータンタンを感じさせる担々麺ながら、独自の旨さを体感できる店が「島忠ホームズ」の前にオープンしており、これがなかなかイケるのです。

元祖ニュータンタンメンは、ニンニクや唐辛子でパンチを効かせたスープが特徴的で、主に川崎や横浜北部の“ソウルフード”としてファンが多いチェーン店。店ごとに微妙に味やメニューが異なるのもマニア心をくすぐるところですが、店舗数が少ないために“空白地帯”が多いのも特徴です。

「島忠ホームズ」の向かい側にある「麺屋ゆや軒」

高田はもその一つでしたが、ニュータンタン引けをとらない担々麺を味わえるラーメン専門店が2015年4月にオープンしています。場所はホームセンター「島忠ホームズ」(高田西1)の目の前といえる位置。横断歩道を渡った高田消防出張署側にあります。

「麺屋ゆや軒」(高田西2)という名前の小さな店には、微かに温泉マークも掲げられ、銭湯をイメージして作ったとみられる建物は、一見するとラーメン店には見えない店構え。かつてこの地で営業していた「らーめん花月高田町店」時代の黒っぽい建物は一新されています。

銭湯をイメージした蛇口(水もお湯も出ません)がカウンターに・・・

店内は12~13席しかなく小ぢんまりとしていますが、カウンター席には銭湯をイメージした蛇口のオブジェがあったり、「ケロリン」の黄色い桶に調味料が入れてあったり、しゃれています。“女性が入りづらいラーメン専門店”という雰囲気はほとんどありません

「醤油」や「塩」(各税込680円)など一般的なラーメンと「つけめん」(同780円~)もあるのですが、同店の代表メニューは担々麺。「たま担々麺」(同700円)や「とろ担々麺」(同750円)、「ごま担々麺」(同750円)の3種類を用意しており、辛さは「普通・中辛・大辛」の3つから選べます。

穏やかな辛さのなかに旨さを感じる「たま担々麺」(700円)

たま担々麺では、溶き卵が丼の一面を占めるなど、どこかニュータンタンメンの雰囲気もありますが、辛さが卵によって緩和されているためか、穏やかな辛さのなかにスープの深さを味わえます強烈な刺激よりも担々麺の旨さ。これぞ“高田独自の担々麺”と思わされます。

ランチタイムには小ライスかデザートがサービスされるのも嬉しく、定休日の水曜を除く平日と土曜日は朝7時から翌朝4時(15時~17時は休憩)まで、日曜日は深夜1時まで営業しており、朝から深夜までいつ行ってもほぼ開いているのもありがたいところです。

暑さで担々麺が食べたくなるシーズン、島忠ホームズでの買物時などに訪れてみてはいかがでしょうか。

  • このコーナーは記者が個人的に訪れているなかで、「ここは!」というお店についての情報を紹介するとともに、個人としての所感を述べていく連載。バックナンバーはこちら。なお、日吉・綱島・高田以外の港北区内エリアの情報は「新横浜新聞~しんよこ新聞」をご覧ください

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<高田西>島忠ホームズ至近の駐車場で「共同住宅・診療所」の建設計画(2017年7月3日、同店の裏側)

【参考リンク】

麺屋ゆや軒の公式ツイッター

ゆや軒(「食べログ」のページ)


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