日吉駅前に新しい「巨大花壇」がお目見えしました。昨年(2016年)末にベンチを撤去した場所に設置された新しい花壇が早くも「日吉の新名所」になっています。きのう2017年2月13日午前に、日吉駅前(東口)の綱島街道沿いに新たに拡張し設置された花壇前にて、新花壇の完成披露式典が行われました。
式典には港北区や港北土木事務所、協力団体である日吉地区商店会や日吉地区連合町内会、周辺町内会・自治会関係者や慶應義塾大学、日本大学高等学校・中学校、東急電鉄日吉駅、東急バスの担当者ら約35名が出席。花壇の維持管理を行っているボランティア団体「日吉駅前花壇 花ポケット」メンバー10名の労をねぎらうとともに、新しい花壇の完成を祝いました。
日吉駅前に設置されていた6基のベンチは昨年(2016年)12月の年末までに撤去が完了。今年(2017年)1月16日より幅約20メートル、奥行約2メートル、広さ約40平方メートルにもなる花壇の設置工事を行い、約10日間ほどで完成。1月29日に花かんざしやマーガレット、ブルーデイジーやローズマリーなど、22種類もの草花を植え付けたといいます。
これまであったベンチを利用できなくなったという反対の声も上がっていたものの、「日吉駅前が美しくなった」「たばこのポイ捨ても激減した」との称賛の声が多く横浜市や港北区に寄せられているといい、「花ポケット」代表の小出瑛子さんは、「多く皆さんのご協力のおかげで、新しい花壇を設置することができました。花の名前を聞かれることも増え、花を眺めてくださる方も多くみられます」と、新しい花壇設置についての感謝の想いを語ります。
新しい花壇の最大の特長は、慶應義塾大学日吉キャンパスの入口にそびえる「銀杏並木」を借景(しゃっけい)とし、花壇とのコントラストや調和を楽しんでもらえる工夫をしていること。
「慶應キャンパスの銀杏並木が左右対称に見えるビューポイントには、濃い紫の長い葉が特徴の“コルジリネ”を植えてみました。花は長い期間咲くものを選んでいます」と、花苗の選定についてもこれまでのメンバーの経験をフルに活かした創意工夫があったといいます。
来月3月末には大手飲料メーカーのサントリーのグループ企業(サントリーフラワーズ株式会社)から“サフィニア”の花苗も送られることが決定しており、「いよいよ今年春4月、5月に開催予定の港北オープンガーデン(港北区主催)でも花壇を楽しんでいただけたらと、メンバーも日々頑張っています。ここを新しい“日吉の新名所”として、多く皆さんに楽しんでいただけるよう、メンバー一人ひとりの気持ちをあわせてこれからも活動していきたい」と、新しい花壇を維持管理していく決意を語るとともに、駅前花壇へのより多くの支援・協力を呼び掛けています。
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【参考リンク】
・港北オープンガーデンのページ(横浜市港北区)
・サフィニアのサイト(サントリーフラワーズ株式会社)