科学講演会「銀河の中心に潜むもの」のチラシ
慶應義塾高校は、2016年4月25日(月)に恒例の科学講演会を15時15分から16時30分まで慶應日吉キャンパス内の「来往舎」1階シンポジウムスペースで開きます。今回は「銀河の中心に潜むもの」と題し、ブラックホールをテーマとする内容で、慶應理工学部の岡朋治教授を講師に招きます。
岡教授は電波望遠鏡を利用した観測によるブラックホールの研究を行っており、今年(2016年)1月には天の川銀河の中で二番目に大きなブラックホールを発見したことで、新聞や科学雑誌などで大きな話題になったばかりです。今回の講演では、太陽の数百万倍以上の質量を持つといわれる巨大ブラックホールについて、最新の観測結果が紹介される予定です。
慶應高校の生徒をはじめ、誰でも参加可能で、事前申し込みの必要はありません。
【参考リンク】
・日吉キャンパス「来往舎」へのアクセス(教養研究センター)
・天の川銀河の中で二番目に大きなブラックホールを発見(2016年1月15日、慶應義塾)
・第19回 慶應義塾大学理工学部市民講座:岡朋治「電波で見た宇宙の姿」(2010年6月の動画)
追記:2016年4月25日(月)「銀河の中心に潜むもの」の謎に迫りました
銀杏並木の新緑もまばゆい慶應日吉キャンパスで科学講演会は行われました
慶應科学講演会シリーズ「銀河の中心に潜むもの」の立て看板
「近いようで遠い」大学のキャンパスに、慶應塾高生が多く足を運んでいました
日吉キャンパス・来往舎(らいおうしゃ)のシンポジウムスペースで科学講演会は開かれました
慶應義塾高校の松本直記先生から、今回の登壇者・岡教授の紹介がありました
慶應義塾大学理工学部の岡朋治教授。専門分野は宇宙物理学。岡教授らの活躍もあり、現在では慶應義塾で宇宙を研究する環境が充分に整っているとのこと
スライドを使って、分かりやすく「銀河の中心に潜むもの」について解説してもらえました。日常生活ではなかなか見ることがない、宇宙研究の色鮮やかな画像の数々に、ついうっとりとしてしまう瞬間も
宇宙研究は「世界平和に貢献」するということ、という岡教授のメッセージ。世界のマスメディアを夢中にさせるほどの活躍からくる説得力のある言葉に、最後は拍手が。これからも、最新のブラックホールについての研究、多くの学生を育てながら活躍されること、願って、会場を後にしました。素晴らしい科学講演会、本当にありがとうございました
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