日吉駅前・藤原ホールが、この冬により賑わいます。慶應義塾大学最大のオーケストラとして知られる慶應義塾ワグネル・ソサィエティー・オーケストラのセクション(パート)別演奏会が、2016年12月4日(日)の金管楽器・打楽器セクションから、12月11日(日)には木管セクション、12月24日(土)には弦楽セクション、そして来年2017年2月19日(日)にはホルンセクションまで、12月4日以降、計4公演開催されます。
まずは、慶應義塾ワグネル・ソサィエティー・オーケストラの金管楽器・打楽器セクションによる無料コンサート「Brass&Percussion Concert 2016」が、2016年12月4日(日)17時(開場:16時30分、終演20時予定)より、慶應日吉キャンパス・藤原洋記念ホールにて開催。金管楽器・打楽器メンバーで毎年恒例となっているこのコンサート。今回のプログラムでは、アンサンブルの演奏をここ数年では「最多レベル」にて準備しているといいます。
普段はオーケストラで活動しているメンバーが、今回は“金管・打楽器だけ”で演奏する予定で、曲目は、金管8重奏による「黒船来航」(高橋宏樹)、ホルン7重奏による「亡き王女のためのパヴァーヌ」(ラベル)、打楽器7重奏による映画「ハリー・ポッター」で有名な「ダブルトラブル」など、クラシックからアニメソングまで様々なジャンルの曲を演奏予定です。
クライマックスを飾る全体演奏では、「ロメオとジュリエット」第1幕・第2幕(プロコフィエフ)を抜粋しての演奏。毎年、金管と打楽器のみで奏でる大迫力の全体演奏の人気は高く、大変盛り上がるとのこと。
「ダイナミック、かつ繊細であたたかなサウンドが魅力の金管・打楽器の魅力をお伝えできるよう、日々練習を重ねてきました。ぜひ、藤原ホールへ是非足をお運びください」と、同セクションのメンバーは、多くの来場を呼び掛けています。
このほか、木管セクションによる演奏会は12月11日(日)18時開演(17時40分開場、20時30分終了予定)、曲目は「六重奏曲」(プーランク)、「9つの管楽器のための小交響曲」(グノー)他の楽曲を予定。
弦楽器セクション演奏会は2016年12月24日(土)11時30分開演(11時開場)、「弦楽セレナードハ長調第4楽章」(チャイコフスキー)、「弦楽のための交響曲第8番第4楽章」(メンデルスゾーン)など。
ホルンセクションは来年2017年2月19日(日)14時30分開演(14時開場)、「ホルン合奏によるジークフリート・ファンタジー」(ワーグナー)、「アルプスの少女ハイジ」(渡辺岳夫)ほかの楽曲を、大迫力のホルン編成も交え演奏予定です。
開場はいずれも日吉駅前・慶應日吉キャンパスの藤原洋記念ホールにて開催。いずれも全席自由、当日の入場は無料です。
慶應義塾ワグネル・ソサィエティー・オーケストラは1901年に創立し、ちょうど今年で115周年を迎えた日本最古のアマチュア学生音楽団体であり、現在、総勢約180人を超えるメンバーで活動。年3回の定期演奏会や国内外への演奏旅行、一般企業や小中学校、医療機関などからの依頼演奏会やファミリーコンサートへの出演など、幅広く活動していることで知られています。
「オーケストラ」の一翼を担う豪華セクション・パート別のメンバーによる演奏会は、普段聞きなれない楽器編成での響きや、セクション・パート別ならではのオリジナルのサウンドや音色の響きを体感できる、新しい音楽の世界へと聞き手を誘う貴重な機会となりそうです。
【関連記事】
・大迫力のホルン30台の大合奏がメインの無料コンサート、1/17(日)藤原ホールで(2016年1月8日)※追記レポート有
【参考リンク】
・Wagner society orchestra BRASS section(金管・打楽器セクション)Facebookページ
・Wagner Horn section concert 2017(ホルンセクション)Faebookページ
・慶應義塾ワグネル・ソサィエティー・オーケストラ公式ホームページ