大迫力のホルン30台の大合奏がメインの無料コンサート、1/17(日)藤原ホールで(追記レポート有) | 横浜日吉新聞

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演奏はホルンがメインで約10曲を予定。メインプログラムの指揮は東京交響楽団のホルン奏者として活躍中の阪本正彦さん。慶應ワグネル・オケのトレーナーも務めている。(阪本さんの紹介ページ~東京交響楽団ホームページより)

演奏はホルンがメインで約10曲を予定。メインプログラムの指揮は東京交響楽団のホルン奏者として活躍中の阪本正彦さん。慶應ワグネル・オケのトレーナーも務めている。(阪本さんの紹介ページ~東京交響楽団ホームページより)

大迫力のホルン30台の大合奏がメインプログラム。1月の日曜日の昼下がり、普段あまり聞ける機会がないホルンの音色で、休日のひとときを過ごすコンサートは如何でしょうか。

1901年に創立した日本最古のアマチュア学生音楽団体であり、総勢約200人で活動している慶應義塾ワグネル・ソサィエティー・オーケストラのホルンメンバーによる無料コンサートが、1月17日(日)14時30分から慶應日吉キャンパス・藤原洋記念ホールにて開催されます。

この公演を企画した、慶應ワグネル・オーケストラの金管セクションリーダー、ホルンパートのリーダーでもある鈴木公爾(こうじ)さんに、今回の公演についての話を聞きました。

鈴木さんは現在慶應義塾大学商学部に在学中。慶應志木高校で器楽部(吹奏楽部)に入部、ホルンを始めた鈴木さんは、入学翌年の2年時には、第10回東日本学校吹奏楽大会に出場、金賞を受賞。部長を務めた翌年の第11回大会にても銀賞を受賞する快挙を成し遂げます。

元々オーケストラに関心があった鈴木さんは、大学進学後、迷わずワグネル部に入部。「ホルンは、金管楽器の中でも、特にオーケストラでは主要な旋律を担当するんです。オーケストラで活躍できたなら、と夢を描いて入部しました」と入部のきっかけについて語ります。

リーダ―・鈴木さん(写真右)と、来年度リーダ―の湯浅海貴(ゆあさかいき)さん(同左)。湯浅さんは慶應義塾大学理工学部に在学中。日吉キャンパスの部室前にて。「日吉は学生の街らしいところが好きです」と鈴木さん

リーダ―・鈴木さん(写真右)と、来年度リーダ―の湯浅海貴(ゆあさかいき)さん(同左)。湯浅さんは慶應義塾大学理工学部に在学中。日吉キャンパスの部室前にて。「日吉は学生の街らしいところが好きです」と鈴木さん

入部のオーディションも無事通過したという鈴木さん。入部の翌年、当時の先輩と「ホルンの演奏会が出来たらいいね」と語りあい、さらに1年後の一昨年(2014年)夏に、鈴木さんにとって初めてのホルンパートの演奏会が実現。昨年(2015年)、鈴木さんがパートリーダーになり、卒業を前にしたこの時期に、責任者としての今回の企画を打ち出したといいます。

慶應ワグネル・オケの魅力は、「自主運営にある」と鈴木さん。「ホルンのメンバーが高い目標を持ち、レベルアップにより取り組むために、この企画を実現したかったんです。ホルンという楽器をオーケストラとして演奏することで、音域・表現力といったホルンという楽器の可能性を、もっと広げてゆけたら、とチャレンジしています」と、今回のコンサートに挑戦した背景を説明します。

「このコンサートをやりたい、と思った2年生の頃から、ホルンパートのメンバー達の雰囲気がとても良いんです。音楽というものは、単に技術が高いだけではダメなんだと思うんです」と、チームワークの良さ、一人一人が高め合い、自主的に活動することで、今回の企画もより魅力的なサウンドに仕上がっていると鈴木さん。

今回は、ホルンを吹く鈴木さんと、バイオリン、ビオラ、チェロのアンサンブルが楽しめるモーツァルトのホルン5重奏曲(第一楽章)や、映画・バック・トゥ・ザ・フューチャーのテーマ等、約10曲程度の演奏を予定しているとの事。

 "Wagner Horn section concert 2016"フェイスブックページでは、コンサート開催直前まで、演奏曲目紹介を行う予定。ホルンパートのメンバー12人が運営を自主的に行っている

“Wagner Horn section concert 2016″フェイスブックページでは、コンサート開催直前まで、演奏曲目紹介を行う予定。ホルンパートのメンバー12人が運営を自主的に行っている

最大の聴きどころは、メインプログラムの「ティル・オイレンシュピーゲルの愉快な悪戯(いたずら)です」と鈴木さん。現役部員12人に、ワグネルのOB・OG18人の計30名での大合奏になるとの事で、「こういったホルンのみの演奏会はめったにないこと。ホルンは、金管楽器の中でも音色の表現の幅がとても広く、圧倒的な迫力ある音も出せれば、”泣かせる”くらいの柔らかい音色も出すことができる楽器なんです」と、ホルンならではの合奏の魅力がある、と教えてくれました。

メンバー全員がチラシやプログラム制作、インターネット情報発信、会計など、スタッフの役割も兼ね、一つ一つコンサートの準備を重ねてきたという今回のホルンパートメンバーによるコンサート。

「藤原ホールは、約500席もある大きなホールですが、一人でも多くの皆さんに聴いていただきたいと、今回は皆で費用を出し合って、無料コンサートを実現させました。ぜひ、当日お越しいただけたら」と鈴木さん。

慶應義塾ワグネル・ソサィエティー・オーケストラ「ホルンコンサート」は、入場無料、事前予約不要。「Facebookページにて、演奏曲の魅力を日々紹介しています。ぜひご覧ください」とのこと。

【参考リンク】

“Wagner Horn section concert 2016″フェイスブックページ

慶應義塾ワグネル・ソサィエティー・オーケストラ 公式ホームページ

【関連リンク】

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追記:2016年1月17日、ホルン・コンサート開催!盛況でした

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慶應義塾の創立150周年を記念し2008年にオープンした藤原ホール。地域密着の団体には有償での貸し出しを行っており、日吉でハイクオリティなコンサートや舞台が楽しめるようになった

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とても細やかに、想いを込めて作られたように感じる手作りのパンフレット

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なんとアンケート項目に「横浜日吉新聞」の選択肢が!公演前に会ったホルンメンバーが「たくさんお客様入っています」と喜びの声も

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全国各地から日吉に来てくれた「CHE!ちっちゃいホルンアンサンブル」メンバーがゲスト出演!かわいらしい小さなホルンの響き、お揃いの「背番号付き」の衣装に、会場の雰囲気もより和みます

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慶應ワグネル・オケのトレーナーで、東京交響楽団のホルン奏者としても活躍中の阪本正彦さん指揮の「ティル・オイレンシュピーゲルの愉快な悪戯(いたずら)」は総勢30名での大合奏!迫力ある演奏に、「ブラボー」の声と大拍手で、メインプログラムは終了しました。内容盛りだくさんのコンサート、本当に有難うございました

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