2026年も年始早々に古楽の響きを日吉駅前で味わえるひとときを過ごすことができそうです。
慶應義塾大学教養研究センターと日吉音楽学研究室、クラシック・ヨコハマ推進委員会は、今週(2026)年1月7日(水)18時30分から19時45分まで「慶應義塾大学コレギウム・ムジクム・オーケストラ演奏会」、同10日(土)の14時から16時まで「慶應義塾大学古楽アカデミーオーケストラ・小合唱演奏会」をそれぞれ行います(開場は各開始時刻の30分前より)。
日吉駅前にある慶應義塾大学日吉キャンパス協生館内「藤原洋記念ホール(藤原ホール)」(日吉4)を会場として今回も開かれます。
2001(平成13)年度に、日吉キャンパスにおける実践的な音楽の授業の一環として始まったという同大学での「コレギウム・ムジクム」。
コレギウム・ムジクムとは、古楽復興を目指す愛好団体の意。今年度も、オーケストラ・クラス、ピリオド楽器(古楽器)を用いた古楽アカデミーオーケストラ(および室内アンサンブル)、小編成の合唱という3つのクラスを正規の授業として開講、成果発表会としての演奏会として実施する予定です。
まず1月7日(水)に開かれる演奏会では、シューベルトの「交響曲第3番ニ長調(D200)」と、ベートーヴェンの「交響曲第2番ニ長調(作品36)」を、日吉キャンパスに所属する1、2年生を中心とした学生約50人の演奏により披露するプログラム。
ほぼ同時期に作曲された、ニ長調の交響曲2曲を取り上げ、同じ調性で書かれた作品を取り上げることで、2人の作曲家の類似性や相違性を聴くという企画になっているといいます。
今回は、原則、多くの学生がモダン楽器を使用しての演奏となりますが、バロック時代から古典派の時代に使用されていたというナチュラル・ホルンやナチュラル(バロック)・トランペット、1950年代製作のティンパニーといった、当時の楽曲の音色を再現する楽器も一部使用される予定です。
続いて、10日(土)に行われる演奏会では、ヘンデルの「ジョージ2世のための戴冠式アンセム第4番(HWV261)」とジャン=ジョゼフ・ムーレ(1682-1738)の「室内コンセール第1番」、マラン・マレ(1656-1728)の「アルシオーヌ組曲」を、器楽クラスの33人と声楽クラスの15人(全メンバー)が演奏・披露する予定とのこと。
バロック時代のフランスらしい、優美かつ華々しいバロック楽器を使用したオーケストラ音楽を楽しむことができる企画となっており、「普段あまり聴く機会のない、教養的な企画内容となっています」と、両プログラムの全体指導・指揮を行う石井明教授は語ります。
今回も、石井教授による演奏会案内動画(28分8秒・24分35秒)が公開されており、それぞれの楽曲の魅力を体感しながら演奏会に臨むことができそうです。
なお、当日の入場は無料、事前予約は不要。授業の一環として行われること、また繊細な楽器の響きの聞き分けが必要となることもあり、開催主旨や楽曲について理解できる年代層からの来場が可能。今回も、YouTube(ユーチューブ)を通じた限定ライブ・動画配信が予定されています。
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・【前回開催】ドイツの青少年合唱団が“再来日”、日吉駅前で「友好深める」古楽演奏会(2025年10月12日)※「(演奏会を)無事終えることができました。地域の多くの方々に来場していただき、盛況となりました。ありがとうございました」(石井明教授)とのこと
・【今年度開催】週末にピアノと古楽演奏を楽しむ、慶應・藤原ホールで2025年「日吉音楽祭」(2025年7月11日)※「日吉コミュニティの文化育成への貢献を行っている」との認識(石井教授)で各演奏会を開催している
【参考リンク】
・慶應義塾大学 日吉音楽学研究室の公式サイト ※演奏会情報やライブ・動画配信のアドレスも掲載



