ドイツの青少年合唱団が“再来日”、日吉駅前で「友好深める」古楽演奏会 | 横浜日吉新聞

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ドイツの青少年合唱団が“再来日”、日吉駅前の慶應日吉キャンパス内で音楽を通じた国際交流を深めています。

慶應義塾大学の教養研究センター日吉音楽学研究室は、きょう(2025)年10月12日(日)18時から19時30分まで(17時30分受付開始、終演時間は予定)、慶應義塾大学古楽アカデミー・オーケストラ・小合唱と、ヴェルニゲローデ放送合唱団青年部による「再来日記念合同演奏会」を開催します。

きょう(2025)年10月12日(日)18時から19時30分まで開催される「慶應義塾大学古楽アカデミー・オーケストラ・小合唱/ヴェルニゲローデ放送合唱団青年部再来日記念合同演奏会」の案内ポスター。来日する合唱団の衣装の「赤」、日吉・蝮谷(まむしだに)の夜の森、和風にも洋風にも見える秤(はかり)を日独共演のイメージとして描いている(主催者提供)

きょう(2025)年10月12日(日)18時から19時30分まで開催される「慶應義塾大学古楽アカデミー・オーケストラ・小合唱/ヴェルニゲローデ放送合唱団青年部再来日記念合同演奏会」の案内ポスター。来日する合唱団の衣装の「赤」、日吉・蝮谷(まむしだに)の夜の森、和風にも洋風にも見える秤(はかり)を日独共演のイメージとして描いている(主催者提供)

会場は、東急線・地下鉄グリーンライン日吉駅から徒歩約2分の同大学日吉キャンパス内(日吉4)協生館2階にある「藤原洋記念ホール」

ドイツのザクセン=アンハルト州(中央〜北東部)にある人口約3万人ほどの小都市・ヴェルニゲローデの州立音楽教育高校に通学している「ヴェルニゲローデ放送合唱団青年部」の生徒46人と、引率する教職員8人が、さまざまな企業や団体からの助成により来日。

一昨年(2023年)11月に、日吉で「合同演奏会」を行って以来の共演になるといい、同大学教養研究センターの設置科目「身体知・音楽」を受講する学生と、賛助を含めた35人規模の古楽アカデミー・オーケストラ、また15人の小合唱との共演を行います。

「合同演奏会」案内の2面。「慶應義塾大学古楽アカデミー」と「ヴェルニゲローデ放送合唱団青年部」について詳しく記載されている(主催者提供)

「合同演奏会」案内の2面。「慶應義塾大学古楽アカデミー」と「ヴェルニゲローデ放送合唱団青年部」について詳しく記載されている(主催者提供)

ソリストは、声楽クラスのボイストレーナー・神戸(かんべ)佑実子さんが務めます。

演奏会は3部構成となっており、古楽アカデミー・オーケストラによるオープニングとして、フランス・バロック音楽の大家として知られるマラン・マレ(1656~1728)の管弦楽曲を披露した後、両校によるヘンデル(1685~1759)の「ジョージ2世のための戴冠式アンセム第4番『わが心は麗しい言葉にあふれ』」を披露。

同青年部による、得意なレパートリーを中心としたアカペラ(5、6曲を予定)を披露した後、ヘンデルの「メサイア」第1部より(合唱曲・抜粋)をメインプログラムとして奏でる予定です。

「慶應義塾大学古楽アカデミー・オーケストラ・小合唱/ヴェルニゲローデ放送合唱団青年部再来日記念合同演奏会」のYouTube(ユーチューブ)限定公開でのライブ・動画配信を予定(主催者提供)

「慶應義塾大学古楽アカデミー・オーケストラ・小合唱/ヴェルニゲローデ放送合唱団青年部再来日記念合同演奏会」のYouTube(ユーチューブ)限定公開でのライブ・動画配信を予定(主催者提供)

当日の入場は無料、事前予約不要となっていますが、開催主旨や楽曲について理解できる年代層からの来場が可能。

古楽器を使用しての現代音楽と比較すると半音ほど低い音階での演奏を行うため、「現代音楽とは異なった雰囲気をお楽しみいただけます。日吉近郊の地域の皆様もぜひ来場ください」と、全体指導・指揮をロベルト・ゲーストル氏とともに務める石井明教授は、当日の多くの来場、またYouTube(ユーチューブ)を通じた限定ライブ・動画配信での閲覧を広く呼び掛けています。

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・【前回共演】日吉駅前で「ドイツ合唱」と古楽の響きを、来日学生と慶應生が合同演奏会(2023年11月17日)

・【前回演奏会】週末にピアノと古楽演奏を楽しむ、慶應・藤原ホールで2025年「日吉音楽祭」(2025年7月11日)

【参考リンク】

慶應義塾大学日吉音楽学研究室の公式サイト ※演奏会案内動画・ライブ配信へのリンク有

慶應義塾大学古楽アカデミーオーケストラ・小合唱/ヴェルニゲローデ放送合唱団青年部 再来日記念合同演奏会(慶應義塾大学教養研究センター)

協生館へのアクセス(慶應義塾大学)


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