今年(2024年)は桜の開花が少し遅れていますが、大綱橋に近い鶴見川では「菜の花」が見ごろです。
この菜の花は、綱島西の「高水敷(こうすいじき)」と呼ばれる河川敷にあり、川辺で暮らす蝶(ちょう)の繁殖や訪花を促す「ビオトープ」に咲いているもの。
2008(平成20)年に「港北区制70周年」の記念事業として設けられて以降、“綱島の菜の花畑”として春の名物スポットとなっており、2017(平成29)年までは現地で「菜の花まつり」も行われていました。
今年は上流の「久光院」(綱島西2)に近い一帯で咲いており、大綱橋寄りの下流には菜の花が見られません。
同ビオトープを綱島地区連合自治会とともに管理するNPO法人鶴見川流域ネットワーキング(綱島西2)によると、上流側には「ハマカンゾウ」か「ノカンゾウ」を植える計画で、ノカンゾウが7月ごろから咲き、ハマカンゾウは8月から9月末ごろに見ごろを迎えるといいます。
今年は2月が暖かかったものの3月に入って気温が低い日が続いたことから、桜の見ごろは3月末から4月初旬にかけてとなりそうで、今週は一足早く菜の花で春の訪れを感じてみてはいかがでしょうか。
また、東急東横線で大綱橋を渡る際にも黄色い花畑を少しだけ車窓から見ることができます。
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・<コラム流域思考>春爛漫の綱島・鶴見川~憩いの場となった川辺は地域の誇り(2017年4月1日)
【参考リンク】
・2024年春の「菜の花」が咲いている綱島河川敷の場所(グーグルマップ、綱島西2丁目)