<横浜市>2024年2月も再び「インフル」右肩上がり、昨年秋から続く流行 | 横浜日吉新聞

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横浜市内で再びインフルエンザ患者が増えています。

横浜市医療局の衛生研究所は、今月(2024年)2月4日までのインフルエンザ流行情報をまとめ、医療機関当たりの患者報告数が1週間で「24.43」に達したと発表しました。これは昨年(2023年)9月初旬から続くシーズンで最多の数値です。

今回のインフルエンザシーズン(2023/2024)が始まった昨年9月4日(第36週)から横浜市内の患者数は一定数を保ち、現在(2024年2月4日までの第5週)まで流行状態が続いている(2024年2月8日発行「横浜市インフルエンザ流行情報20号」より)

今シーズンは、昨年10月1日までの1週間に定点あたりの患者報告数が「14.96」と基準となる10人を超えたため「流行注意報」を発令。10月22日までの1週間に「23.63」まで上昇するなど、注意報が解除されないまま新年を迎えました。

今年は1月14日までの1週間に「10.31」と一度は減少傾向を見せたものの、その後は右肩上がりで増えており、2月4日までの1週間は「24.43」まで上昇。この週は67施設(小学校54、中学校8、高校3、その他2)で学級閉鎖などが行われたといいます。

患者の年齢で見ると、2月4日までの1週間は10歳から14歳37.8%5歳から9歳33%、0歳から4歳が8.4%と15歳未満だけで79.2%を占めているのが特徴でした。

2024年2月4日までの1週間(第5週)で見た18区別の患者報告数。30人以上になると「警報」のレベルと定義されているが、市内全体では「24.43」なのでまだ「注意報」にとどまっている(2024年2月8日発行「横浜市インフルエンザ流行情報20号」より)

18区別に見ると、港北区は「18.75」と比較的低い数値ですが、都筑区(50.25)や緑区(36.13)、鶴見区(32.73)で高くなっています。また、隣接する川崎市(32.67)でも警報レベル(30以上)に達しました。

こまめに手を洗い、せきが出るときはマスクをするなどの、せきエチケットを徹底しましょう。また、体調がすぐれないときは無理をせずお休みしましょう」(神奈川県衛生研究所)と呼びかけているように、まずは基本的な対策を確実に行うことが重要です。

)この記事は「横浜日吉新聞」「新横浜新聞~しんよこ新聞」の共通記事です

【関連記事】

<2023年9月>横浜市内で「インフル」拡大、増加中の新型コロナと同時流行を懸念(2023年9月15日、昨年9月からずっと流行状態が続いている)

【参考リンク】

横浜市「インフルエンザ流行情報(2023/2024)」(PDF形式で流行情報を掲載)

横浜市感染症情報センター(インフルエンザや新型コロナウイルスなどの患者数をグラフで報告)

厚生労働省「令和5年度インフルエンザQ&A」(新型コロナ禍の影響で抗体の保有割合が全年齢で低下傾向にある点などQ&A方式で解説)


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