5年間で港北区の平均寿命は1年ほど延びています。
厚生労働省は全国の市区町村別に2020年の平均寿命をまとめた「生命表」を公表し、港北区は男性の平均寿命「83.1歳」で全国30位に入りました。
この調査は2000(平成12)年以降、5年に1回の国勢調査ごとに作成されており、今回が5回目。全国1887の市区町村を調査対象にしたといいます。
港北区の平均寿命は、男性(83.1歳)が全国30位となりましたが、女性の「88.4歳」は50位以内に入りませんでした。
ただ、横浜市の平均(男性82.3歳、女性88.1歳)と比べて男性で0.8歳、女性で0.3歳長く、港北区の5年前の平均寿命と比較すると男性で0.9歳、女性で1歳のプラスとなっています。
また、この調査が始まった20年前の2000(平成12)年と比べ、港北区では男性が4歳、女性は3.4歳寿命が延びました。
横浜市内では青葉区の男性(83.9歳)が全国2位、女性(88.8歳)も同13位に入り、都筑区も男性(83.3歳)が同8位、女性(88.7歳)も同16位と全国的な“長寿区”として登場。
男女ともに全国のトップだった麻生区(男性84.0歳、女性89.2歳)や女性の25位に入った高津区(88.6歳)も含め、横浜と川崎両市の北部で高い傾向が見られました。
【関連記事】
・【前回記事】港北区の「男性寿命」は全国21位、青葉や都筑など横浜北部の“長寿ぶり”突出(新横浜新聞~しんよこ新聞、2018年4月19日)
【参考リンク】
・「令和2年 市区町村別生命表の概況」(厚生労働省、2023年5月12日)