子育て世代が入賞で「防火・防災」を多世代に、消防写真コンテストで表彰 | 横浜日吉新聞

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「子育て世代」が上位入賞、家族ぐるみで “防火・防災”をリアルに学びます。

受賞者の皆さんと港北消防署の吉田署長(右)、港北火災予防協会の吉山会長(中央)、港北消防団の飯田団長(左)が記念撮影(3月6日、同消防署)

受賞者の皆さんと港北消防署の吉田署長(右)、港北火災予防協会の吉山会長(中央)、港北消防団の飯田団長(左)が記念撮影(3月6日、同消防署)

横浜市港北消防署(大豆戸町)と港北火災予防協会港北消防団(いずれも事務局=消防署内)は、第2回フォトコンテスト「BAE1(バエワン)グランプリ」表彰式を、今月(2023年)3月6日(月)16時より同消防署(大豆戸町)で開催。

表彰対象となる「最優秀賞」「港北火災予防協会会長賞」「港北消防団長賞」「港北消防署長賞」の4作品の受賞者を表彰、出席できた2組に賞状と賞品を授与しました。

初開催となった2022年度の開催時は、応募総数が13作品となっていましたが、今回は47作品もの応募があったとのこと。

最優秀賞を受賞した岸本優美(ゆみ)さんの作品「防火・防災への架け橋」は、3年ぶりの一斉放水が行われた横浜市港北区の「消防出初式(でぞめしき)」で撮影したもの(港北消防署提供)

最優秀賞を受賞した岸本優美(ゆみ)さんの作品「防火・防災への架け橋」は、3年ぶりの一斉放水が行われた横浜市港北区の「消防出初式(でぞめしき)」で撮影したもの(港北消防署提供)

「防火・防災への架け橋」で最優秀賞を受賞した岸本優美(ゆみ)さん、「放水はじめ!」で港北火災予防協会会長賞を受賞した吉岡伸紘(のぶひろ)さんはいずれも「子育てファミリー」層となっており、家族で表彰式に来訪。

岸本さん、吉岡さんのいずれも「子どもたちが欲しがっていたので応募しました」という参加賞の港北消防署オリジナルパスケース(ストラップ付)などもプレゼントされ、笑顔で記念撮影に応じていました。

今回のイベントに先立ちあいさつを行った港北火災予防協会の吉山昌秀会長は、「市民・区民の皆様方にに防火防災の啓発活動を行うということで、当協会は日夜活動しています。このフォトイベントを通じて防火防災について考えてもらうことができれば」と語ります。

港北消防団の飯田孝彦団長は、「消防に関心を持って写真を撮っていただき数多くの作品がご応募いただいたことが嬉しい」と、多くのエントリーがあったことを喜びます。

新たに生まれた港北消防署の「会見ボード」の前で、最優秀賞を受け取る岸本さん(左)

新たに生まれた港北消防署の「会見ボード」の前で、最優秀賞を受け取る岸本さん(左)

港北消防署の吉田崇(たかし)署長は、「私たち消防は救急、火災、その他災害に一生懸命取り組んでいます。今回の受賞作品のように、今後も消防イベントや地域での防災指導にご参加ください」と、来年度以降の多くの応募についても呼び掛けていました。

この表彰式の翌日(3月7日)から港北区役所内のデジタルサイネージなどでも作品を掲示。

港北消防関連のインターネット、はがきやポスターといった広報ツールにも使用される予定とのことです。

審査委員長の写真家で日本写真作家協会会員の有賀由一さんによる「講評」が読み上げられた

審査委員長の写真家で日本写真作家協会会員の有賀由一さんによる「講評」が読み上げられた

多く作品のエントリーがあったという「消防出初式」のほか、吉岡さんの作品は昨年12月に初開催された区内に6カ所ある消防出張所でのイベント「港北区横断~防火・防災フェスタ」の高田出張所での開催時に撮影したものとのこと。

港北消防を地域で身近に感じてもらうという“次世代”に向けた取り組みが、地域住民にも“届いた”好事例として、今後も広く注目されることになりそうです。

)この記事は「横浜日吉新聞」「新横浜新聞~しんよこ新聞」の共通記事です

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【参考リンク】

第2回港北消防フォトイベント「BAE1グランプリ」の受賞作品決定!!(港北消防署のサイト)


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