多彩なテーマで「鶴見川」を語った全6回の動画を2月末まで限定公開 | 横浜日吉新聞

横浜日吉新聞

“暴れ川”と言われた鶴見川の今と昔、そして防災の裏側を基礎から理解する動画シリーズを期間限定で見ることができます。

小机町にある地域防災施設「鶴見川流域センター」は、昨年(2022年)7月から12月までオンラインで開いた全6回にわたる「鶴見川流域水マスタープラン(水マス)連続講座」の動画を希望者に来月(2023年)2月末まで限定公開しています。

「鶴見川流域水マスタープラン(水マス)連続講座」の動画公開と2月24日(金)のオンライン交流会の案内チラシ(鶴見川流域センターの公式ページより)

この連続講座は、鶴見川流域を水害の被害から守るため、1980(昭和55)年以降40年超にわたり行われてきた「鶴見川流域水マスタープラン(略称:水マス)」について学ぶ連続講座の一環としてオンラインで開催されたものを収録。

鶴見川の全体像から災害対策、生きもの、水質などゲストを招きながら多彩なテーマが取り上げられており、第1回の「鶴見川の秘密をさぐるの巻」では、鶴見区の番組も担当しているお笑いコンビ「ハンジロウ」(旧名:しゃもじ)の2人を招くなど、分かりやすく伝えることに注力しているのが特徴です。

第1回ではお笑い芸人「ハンジロウ」とともに分かりやすく鶴見川の今を伝える(同動画より)

第3回の「タマちゃん騒動から20年~鶴見川の水質のホント」では、2002(平成14)年8月に多摩川の丸子橋付近にアゴヒゲアザラシが突如現れ、その後は鶴見川の大綱橋付近にもやってきて日本中で注目を集めた騒動を振り返り、「当時の鶴見川は本当に汚れていたのか」というテーマを取り上げて考察。

第3回は日本中が大騒ぎになった“タマちゃん騒動”から、当時大きく報じられた「鶴見川が汚い」というのは本当かどうかを振り返る(同動画より)

また、第5回の「関東大震災から99年~イザというときの備え」では、2011(平成23)年3月の東日本大震災で発生した大津波大綱橋付近の鶴見川までさかのぼってきた様子をとらえた貴重な写真も見ることができます。

全6回の動画は2月28日まで公開されており、鶴見川流域センターに申し込むと動画へアクセスするためのURLがメールで届きます。

また、2月24日(金)夜には全6回の動画を振り返る“オンライン交流会”もあわせて予定されています。

動画の内容は次の通りです。

  • 第1回「鶴見川の秘密をさぐるの巻」
  • 第2回「地球温暖化時代にどうなる鶴見川」
  • 第3回「タマちゃん騒動から20年~鶴見川の水質のホント」
  • 第4回「生きもののにぎわいとグリーンインフラ」
  • 第5回「関東大震災から99年~イザというときの備え」
  • 第6回「子どもたちを地球につなぐ~センスオブワンダー」

【関連記事】

鶴見川をZoomで学ぶ「連続講座」、生徒役ゲストや海外教授で盛り上げも(2022年6月24日)

鶴見川流域の住民は「水害」にどう立ち向かったか、100年をひも解く貴重な機会(2021年11月18日)

【参考リンク】

水マス学校全6回見逃し配信&2月24日(金)放課後交流会の案内ページ(動画閲覧の申し込み)


カテゴリ別記事一覧