金融機関がひしめく「綱島駅前」、駅の東西に支店を置く大手銀行に変化 | 横浜日吉新聞

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4大都市銀行大手地方銀行有力信用金庫の支店がひしめく綱島駅前で、都市銀行の窓口サービスが微妙に変化し始めています。今年(2021年)7月に「みずほ銀行」が窓口での法人向けサービスを終了し、12月には「三井住友銀行」も同様に個人向け店舗化する計画で、駅の東西を象徴する両綱島支店が取扱業務の“軽量化”を図りつつあります。

東口真正面の「みずほ銀行」

綱島駅東口の真正面に位置する、みずほ銀行の綱島支店(綱島東1)では、7月26日から法人と事業を営む個人が新規口座を開設するなど手続きは、窓口で行えないようになっており、「みずほライフデザインプラザ」と名付けた個人向けの専用店舗に転換

今後、法人や事業主は武蔵小杉支店を利用するよう案内しています。

西口真正面の「三井住友銀行」

西口の真正面に店舗を置く三井住友銀行の綱島支店(綱島西1)でも、同じように12月6日から個人向け店舗になることがこのほど告知されました。

法人や事業主は、インターネット上の法人口座開設相談やインターネットバンキングの利用が可能とし、手形や小切手の手続きは新横浜支店で行えると案内しています。

子母口綱島線沿いにある三菱UFJ銀行

なお、都市銀行の最大手で、東口に近い子母口綱島線沿いに店舗を置く三菱UFJ銀行の綱島支店(綱島東1)も、法人や事業主が新規口座を開設する際は、インターネット経由のみで受け付けています。

各銀行では、個人向けに特化して支店の業務を軽減したり、有人店舗自体を減らしたりする動きを加速させており、日吉駅前では昨年(2020年)1月に三菱UFJ銀行が有人店舗を廃止し、高田駅前でも一昨年(2019年)12月に地方銀行大手の「横浜銀行」が店舗を閉じていました。

子母口綱島線沿いと西口商店街に面した場所には「りそな銀行」も

一方、綱島は温泉で栄えた時代から続く商業の街として、「りそな銀行」を含めた4つの都市銀行横浜銀行が駅至近に支店を置き、さらには信金大手の「城南信用金庫」や、吉田橋支店(綱島西4)を含めて綱島だけで2店を置く「川崎信用金庫」、地元の「横浜信用金庫」とあらゆる金融機関が駅近くにひしめく“金融タウン”となっています。

利用者にとって現在は便利な環境ですが、今後は少しずつ店舗でのサービス内容が変更されていく可能性がありそうです。

綱島駅近くの金融機関一覧

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