<新型コロナ>感染したらどうなるのか? 横浜市が39の質問に回答するページ

横浜日吉新聞

港北区内だけでも毎日20人以上(1月21日現在)の新規感染者が発生するなか、横浜市健康福祉局は、新型コロナウイルスに対する計39項目の「よくある質問」に対する回答を公式サイト上で公開しており、素朴な疑問に対する答えや情報だけでなく、市の新型コロナ対策に対する考え方まで、さまざまな面が見える特設ページとなっています。

「新型コロナウイルスに感染したかもしれない、と思ったときの相談先は?」の質問に対する回答は900文字超におよんでいる(横浜市「新型コロナウイルス感染症に関する『よくある質問』について」より)

同特設ページでは39の質問に対する市の回答を掲載。「新型コロナウイルスに感染したかもしれない、と思ったときの相談先は?」という質問に対しては、

  • 「気になる症状がある場合は、まずはかかりつけ医や最寄りの医療機関に電話等でご相談ください」
  • 「かかりつけ医がいない方や、休診等で受診できない場合には、(電話で)ご相談ください」

という主旨の回答に900文字以上が費やされていたり、相談先の電話番号県と市がそれぞれ設置しており、その違いが分かりづらかったりと、“役所”の公式回答を文章から読み取る難しさもみられます。

また、店舗・事業所や施設で新型コロナウイルス感染者が発生したケースで、「事業者に頼む場合、消毒にはどのくらいお金がかかるのか」との質問には、「施設の構造や広さなどにより異なりますので、一概にはお答えできません」と突き放すような回答も。

一方、「新型コロナウイルス感染症で入院したら、費用はどれくらいかかるのか」の問いに対しては、「原則として入院医療費は無料ですが、世帯の市町村民税の所得割の合計が56万4千円を超える場合は、月額2万円を限度として負担をお願いしています」と具体的に回答。

また、「陽性が判明すると、すぐに入院しなければならないのか」という疑問には、

感染症法の規定により、感染防止のために原則として隔離療養にご協力をいただくことになります」

と答える一方、他の質問項目に対する回答では、

軽症や無症状の場合は、重症化の可能性についての評価や、ご本人の希望・療養環境などを保健所と相談のうえ、自宅療養または宿泊療養施設で療養していただくこととなります。詳細は、連絡を受けた保健所にご相談ください」

とあり、最終的には保健所が個別に判断することを示唆しています。

新型コロナウイルスの予防と相談窓口を知らせる横浜市のポスター(公式サイトより)

「市民に一斉に検査を実施しないのか」との問いかけには、「検査結果の陰性は、検体採取時点の陰性を示すだけのものであり、人口が多く、周辺都道府県との人の移動が多い本市において、その後も陰性であり続けることを示すものとはなりません」などとし、横浜市らしく人口の多さも理由に挙げながら、否定的な考え

一方で、「区別の患者数を、毎日公表してほしい」との声に対しては、「患者数が少ない区もある中、毎日公表を行うことで、個人の特定につながる恐れがあることも踏まえ、本市ホームページへの区別発生状況は、概ね週に1回程度の更新とさせていただいています」とし、人口が多い横浜市ながら、個人が特定されることへの警戒感を崩していません。

陽性者に対するページも各区で設けられている(港北区「新型コロナウイルス感染症の診断を受けた方へ」より)

このほか、横浜市では昨年末(2020年12月)から「検査で陽性診断を受けた方へのご案内」と題したページも公開しており、検査結果が「陽性」となってしまった場合の手続きを18区ごとに例示。

港北区では、保健所による聞き取りを前に、インターネット上のフォームからアレルギー情報や既往歴の質問に加え、「洗濯物等を手洗いで自分で行うことができますか?」「仕事や私物等の荷物を受け取れないことに同意できますか?」といった項目などに回答するよう求めています。

入院ではなく、自宅や宿泊施設で新型コロナウイルスの療養を行う際の具体的な注意事項などをまとめた「自宅・宿泊施設療養のしおり」も公開されている(神奈川県「無症状・軽症の方の療養について」のページより)

これらに加え、神奈川県では「新型コロナウイルス感染症を乗り切る新たな医療提供体制『神奈川モデル』により、無症状、軽症の方には、宿泊施設や自宅で療養していただいております」として、宿泊施設や自宅療養者に対するページを設け、「自宅・宿泊施設療養のしおり」を公開。

この「しおり」では、1月時点で県内に1600室弱を確保しているとするホテルなどでの宿泊療養者に対し、

  • 「療養中は、宿泊施設の外に出ることはできません。宿泊施設は、近隣の住民・店舗の方のご理解の元、運営しておりますので、施設の外にでる行為は、厳に慎んでください。外出した場合は、厳正に対応いたしますので、ご協力をお願いします」
  • 洗濯は宿泊者自身が居室にて手洗いしていただきます。洗濯物を外に干すことはできません」
  • 「健康状態の正確な把握が困難となる恐れがあることや症状が悪化する恐れがあることから、療養中の飲酒・喫煙は厳禁です」
  • 「ネットショッピング、デリバリーサービスの利用、家族からの差し入れ(忘れ物の受け渡しを含む)など外部からの物品・食品等の持ち込みはできません

といった内容を掲載。

また、自宅療養者と同居者に対しては、

  • 「同居する方とは生活空間を分けてください(極力個室から出ないようにしてください)」
  • 「鼻をかんだティッシュ等は密閉して捨ててください
  • 「できるだけ同居者全員がマスクを着用し、こまめに手洗いしてください」
  • パルスオキシメーター(指先に装着して血中の酸素飽和濃度を測定する機器)については、原則ご自宅に送付します」

などの内容が書かれています。

【関連記事】

<横浜市が見解>18区別の「感染者数」を毎日公表しない理由とは(2020年9月28日)

【参考リンク】

新型コロナウイルス感染症に関する「よくある質問」について(横浜市健康福祉局、2021年1月22日最終更新)

【新型コロナウイルス感染症】検査で陽性診断を受けた方へのご案内(横浜市健康福祉局、2021年1月19日最終更新)

無症状・軽症の方の療養について(神奈川県健康医療局、掲載日2020年12月31日)


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