水素を使った「燃料電池自動車」のカーシェアが今月(2019年6月)から綱島SST(Tsunashimaサスティナブル・スマートタウン)で始まりました。
これは株式会社ホンダカーズ横浜(保土ヶ谷区)などが運営するホンダ(本田技研工業)のカーシェアサービス「EveryGo(エブリゴー)」の「綱島SSTステーション」(綱島東4、綱島SST国際学生寮前)に配置されたもので、綱島SSTによると24時間無人で利用可能なカーシェアサービスにおける燃料電池自動車の導入は日本で初めてだといいます。
この燃料電池自動車は、ホンダが2016年に販売を始めた「クラリティ(CLARITY)フューエルセル(FUEL CELL)」という車種で、ホンダの公式サイトによると希望小売価格は1台767万円超。5人乗りで、1回の水素(燃料)充填(てん)で最大約750キロの走行が可能とのこと。
燃料電池に水素と酸素を取り込んで化学反応を起こし、電気を発生させてモーターを回して走る自動車で、走行中にCO2や排出ガスは一切出さないことから“究極のエコカー”とも言われています。
自家用車としては購入するのが難しい車種だけに、「まさに異次元」(ホンダのクラリティフューエルセル紹介サイト)と表現される独特な加速をはじめ、乗り心地や水素ステーションでの水素(燃料)充填など、カーシェアで“未来の車”を体感してみるのも楽しそうです。
クラリティフューエルセルの利用料金は8時間5780円から(平日には短時間設定もあり)で、会員登録ののち、会員専用サイトで利用日時と車種を選び、車の後部座席付近にある読み取り機にICカード運転免許証をかざし、ドアロックの解錠して使用する流れとなります。
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・希少な“究極のエコカー”向け、綱島SSTにエネオス「水素ステーション」開業(2017年3月15日、至近で水素充填も可能)
【参考リンク】
・燃料電池自動車「クラリティ FUEL CELL」登場(2019年6月3日、EveryGo)
・ホンダのカーシェアサービス「EveryGo(エブリゴー)」のサイト(会員登録など)