「Tsunashimaサスティナブル・スマートタウン」(綱島SST)内の綱島街道に面した位置(米アップル研究所となり)にENEOS(エネオス=JXエネルギー)の水素ステーションがこのほど完成しました。建物の工事は終えており、春ごろにも営業を始めるとみられます。
この「エネオス横浜綱島水素ステーション(仮称)」は、燃料電池自動車(FCV)の燃料である水素を補給する“スタンド”で、神奈川県内では12カ所目になるといいます。
FCVは大気汚染の原因となる有害物質を排出しないエコな乗り物ではあるものの、1台あたり700万円超という販売価格もあり、2015年調査での保有台数は630台。国はFCVの購入者と水素ステーションの設置事業者に補助金を出すなどして、2020年までにFCV4万台程度と水素ステーション160カ所程度を普及させたい考えです。
綱島水素ステーションも国や県から約2億9000万円弱の補助金を活用して整備。燃料電池自動車への補給だけでなく、水素で発電する業務用燃料電池への水素供給や、水素エネルギーに関する情報発信拠点としても活用される予定です。
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・米アップル研究所「綱島TDC」稼働は年度内? 官房長官の視察で相次ぎ報道(2017年1月20日、隣のアップル研究所)
【参考リンク】
・「水素ステーション整備費補助金」交付決定について(2016年8月10日、神奈川県によるJXエネルギー「横浜綱島水素ステーション」への補助金決定について)
・綱島SSTの各施設について(水素ステーションは4番)