昨年秋(2018年10月)に募集が行われた横浜市営住宅の抽選結果が今月(2019年1月)10日に公表され、日吉本町4丁目にある「市営南日吉住宅」の単身者向け住戸で市内最高となる143倍を記録しました。
今回の募集では、 一般世帯向けが7戸、単身者用は2戸、高齢者向けなど3戸を合わせ港北区内であると明記された住戸は12戸ありましたが、飛び抜けて高い競争率となったのが南日吉住宅の単身者向けの1戸でした。
UR都市機構の賃貸住宅街である「コンフォール南日吉」に近接し、一部が「日吉本町地域ケアプラザ」として使われている南日吉住宅(91戸)は、建てられたのが2005年から2006年と区内の市営住宅では比較的新しいうえ、単身者向けの募集戸数自体が少ないこともあって激戦化。
今回はわずか1戸の募集に143人が応募して143倍となり、市営住宅の物件では最高倍率となりました。南日吉住宅の単身者向け競争倍率は常に高い傾向が続いており、2018年春は155倍、2017年秋は116倍、同年春は140.5倍と続いています。2015年の春に記録した201倍と比べると“緩和”しているとも言えますが、入居するのは至難です。
なお、このほかの区内物件では、高齢者向けの「大豆戸町住宅」で59倍を記録し、世帯向けでは「日吉本町ハイツ」が46倍、「ルミエール高田」(借上型)は42倍、「コンフォール南日吉D棟」(借上型)は36倍、「サンヴァリエ日吉」は22倍などとなり、単身者向けの南日吉住宅以外でも競争倍率の高い物件が目立っていました。
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・<市営住宅・2018秋>高齢・単身者向け含め区内は12戸、日吉の交通便利物件で募集も(2018年10月9日)
【参考リンク】
・横浜市営住宅の抽選結果について(2019年1月10日実施、横浜市建築局)