【法人サポーター会員による提供記事です】現役を退いた元ビジネスマンらからも熱き支持を受けている理容室が、箕輪町にあります。
箕輪町三丁目バス停から徒歩1分、日吉駅や日吉本町駅からは徒歩約12分の住宅街(バス通り沿い)にある「池田理容室」(箕輪町3)は、1977(昭和52)年9月にオープンした老舗の理容店。
理容師の池田由蔵(よしぞう)さんが、横浜・石川町(中区)で独立開業の後、ここ日吉・箕輪町で開業して以来、「高い技術と、居心地の良い雰囲気」(同店の利用客)を創り出してきた、その理容業運営のノウハウとは。
「インターネットのサイトも、自ら更新しています。周りの企業経営者や事業主にも、ぜひサイトを作ろうよ、と呼び掛けているんです」と、パソコン教室にも2年間通ったという池田さんが、70代に突入した今でも、地元のとりわけ「元ビジネスマン」らに人気を博している、その秘密に、今回迫ってみました。
「確かな腕」とネットスキルで、“地域に戻った”男性たちを魅了
かつて横浜の中心部と言える石川町で事業を行っていた池田さんは、当時と比べて、「客層が、全く異なり、日吉の方は、多くが都心に勤めるサラリーマン。接遇時に話す話題も、企業トレンドや経済情勢など、いつも学ばせていただきました」と、来客の人柄や話題の中から感じる「日吉らしさ」を磨いてきたといいます。
地域情勢や時事ニュースのチェックは欠かさず、新聞各紙も毎日確認しているといい、「大手企業の重要なポジションで活躍されている方も多く来店されるので、特に『日本経済新聞』は日々愛読しています。話題が合い、盛り上がるんですよ」と、日本の経済情勢をチェックし、理解することを日々実践。
自店のサイトも池田さんは自ら更新し、情報を発信しています。
特に「新住民」と言われる転入者や、企業を引退などし、行きつけの理容室を「地元に変えたい」と来店する人も多いといい、「ネット検索で知ってもらうこともとても多いんですよ」と、ネットでサービスや割引などの情報を伝える大切さも、日々感じているとのこと。
未来の「転入者」を歓迎、新たなコミュ二ティの場としても尽力

池田さん自ら、「池田理容室」のサイト(神奈川の中小企業情報ポータルサイト~産業Navi・福祉振興財団が運営)を更新。2000年頃に通ったパソコン教室で、エクセル(ソフト)での来客マーケティングスキルも習得したという
特に、リタイアした男性陣との話は、盛り上がることも多いといい、「“初めて”地元に戻るといった感覚で、理容室も探されているようなのです。しかし、初めての方だからこそ、よりリラックスして過ごしていただきたいとの思いから、サラリーマン時代の会社やビジネス、世の中のトレンドや、日吉や箕輪町のことなど、地域の話題についても、お伝えするようにしています」と池田さん。
妻・よし子さんと二人三脚で理容師としての道を歩んできた日々も振り返りながら、「日吉や箕輪町のクオリティに合う腕・技術を磨きながら、サービスの向上にも努めてきました。ぜひ、これからも地域に愛される店として親しんでいただけるよう、工夫や努力を重ねていきたい」と意気込む池田さん、よし子さんがこれから描く日吉の未来とは。
「多く、これからも転入される皆さんを応援したいですね」と言い切る池田さんの目には、老舗店らしい責務を果たしたいという決意が。
そしてこれから大規模に開発される箕輪町、そして日吉の街に生きる人々の未来を、より的確に見据えているかのようです。
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【参考リンク】
・池田理容室(産業Navi)
(法人サポーター会員:箕輪町商工会 提供)