<夏の甲子園>重苦しい試合もサヨナラで決着、慶應塾高の2回戦は8/12(日)に | 横浜日吉新聞

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苦しく重かった試合を慶應が勝ち抜きました。夏の甲子園大会に10年ぶりに出場した慶應義塾高校(慶應塾高)は、開幕日となるきょう(2018年8月)5日(日)に新潟県代表の中越高校と対戦し、3対2でサヨナラ勝ちをおさめ、2回戦は来週12日(日)15時30分(予定=第8日目第4試合)から高知県代表の市立高知商業高校と当たります。

甲子園球場(イメージ写真)

5日の1回戦・中越との戦いでは、慶應塾高は3回までに2点を奪ったものの、中越の本格右腕・山本君と、左打者を迎える度にスイッチして登板する左腕・山田君の2人に打線が苦戦。7回表には力投を続けていた慶應の左腕エース・生井(なまい)君が外野手のエラーで“ランニング本塁打”にしてしまう不運もあり、ついに2対2の同点に追いつかれます。

8回表には2死1・2塁のピンチで生井君が降板。2番手の左腕・背番号10の渡部君が登板して何とか抑え、9回表も三者凡退に退けます。味方のサヨナラ勝利を待ちますが、9回裏も2人が打ち取られ、2アウトランナーなし

延長戦が予想されるなか、ここから8番善波君と9番関君の2人の2年生が四球とヒットで2死1・2塁とし、まわってきたのは1番の左打者・宮尾君。過去2打席を抑えられた左腕投手・山田君を三度(みたび)ぶつけられたものの、「三度目の正直」と3ボール・1ストライクからのストレートをセンター前にはじき返し、2塁ランナーの善波君がタッチをかいくぐって生還。初戦は劇的なサヨナラ勝利となりました。

慶應が所属するブロックの3回戦までの組み合わせ表(日本高野連の組み合わせ表ページより)

先月31日に行われた北神奈川大会の決勝戦からわずか5日後という苦しい日程もかかわらず、131球の力投を見せた生井投手と、重要な終盤に無失点でリリーフした渡部投手という投手陣に加え、2アウトランナー無しから粘ってサヨナラ勝ちにつなげた打線も、今夏の慶應塾高の強さといえそうです。

次回の試合は現時点で一週間後の12日(日)の15時30分から予定されていますが、それまでの間に雨天中止などの日があった場合は13日(月)以降に変更となる場合があります。相手は出場23回の古豪・高知商業で、1回戦では16安打で14点を奪っており、簡単に勝てる相手ではなさそうです。

(※)8月6日:対戦相手が決まりましたので画像と本文を若干変更しました。

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【参考リンク】

【1回戦】慶応(北神奈川) – 中越(新潟)の試合詳細(朝日新聞バーチャル高校野球)

慶應高校の戦績(朝日新聞バーチャル高校野球)

2回戦で対戦する高知商業の戦績(朝日新聞バーチャル高校野球)


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