<慶應塾高>2008年以来10年ぶりに「夏の甲子園」、猛打で桐光学園を振り切る | 横浜日吉新聞

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7対5で桐光学園を振り切り優勝した慶應塾高(横浜スタジアム)

慶應義塾高校(慶應塾高)が10年ぶりに夏の甲子園大会への出場を決めました。きのう(2018年7月)30日(月)11時から横浜スタジアムで行われた「北神奈川大会」の決勝戦で桐光学園高校を7対5で破り、来月(8月)5日(日)から甲子園球場で開かれる「第100回全国高等学校野球選手権記念大会」に出場となります。

勝利後、優勝を決めたメンバーを迎える満員の1塁側応援席

試合は序盤から慶應塾高が2本のホームランなどで桐光学園の左右両エースを打ち込み、8回表を終わった時点で7対1と圧倒。2死ランナー無しという場面からの得点も目立ちました。

しかし、8回裏に代打ホームランをきっかけに打者一巡の猛攻を受け、左腕エースの生井(なまい)投手が降板。後続の左腕・渡部投手も2つの四球を出すなど苦しい投球で2点差にまで追い上げられます

なおも二死満塁のピンチを渡部投手が抑え、9回裏も3人で打ち取り、7対5で逃げ切り慶應塾高が勝利となりました。北神奈川大会の代表として、南神奈川大会で優勝した横浜高校とともに甲子園で全国大会に挑むことになります。

優勝を決め喜びを爆発させる一塁側スタンド

慶應塾高は今年3月に行われた春のセンバツ大会に出場したものの、初戦で僅差の敗退。「悔しい内容で負けて、なんとかもう1回甲子園に戻りたいとの気持ちで頑張ってきた」(森林貴彦監督)といいます。

「(昨年)秋から(今年)春にかけて、周りから(打線が)打てないと言われてきて、夏に見返してやるとの思いで練習してきた」(下山主将)という打線が今夏は確実にパワーアップしているだけに、10年ぶりとなる夏の甲子園では、春の悔しさを晴らすべく暴れてくれそうです。

(※)球場の写真はいずれも読者の方提供によるものです。ありがとうございます。

日吉駅前でも号外配布や祝うポスター貼り出す

駅では読売・朝日・神奈川の各紙が慶應塾高の甲子園出場を伝える号外を配布しました

普通部通りなどの商店にも号外が配られる様子も見られました、配布員も慶應の勝利に思わずガッツポーズ

日吉駅で配られた号外3紙、古くから日吉に住む人からは「日吉で号外が配られるなんて記憶がない」との声も

商店街の店舗では出場を伝えるポスターが早速貼り出されました

中央通りの酒店では祝杯に最適な日本酒「若き血」も取り扱っています

【関連記事】

10年ぶり「夏の甲子園」かけ慶應塾高が決勝戦、きょう7/30(月)11時から桐光と(2018年7月30日)

<高校野球の日吉対決>左腕エースの投手戦は慶應が勝利、日大は7回に力尽きる(2018年7月13日、初戦は同じ日吉の日大と対戦だった)

【参考リンク】

慶應高校の戦績(朝日新聞バーチャル高校野球、2008年は準々決勝で敗退している)

第100回全国高等学校野球選手権記念大会のページ(日本高野連、8月5日に開幕)


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