線路への逃走でメディアを騒がせる痴漢の容疑者。電車乗車時や帰宅する際の道のりでの痴漢などのわいせつ事案や暴力事件の被害防止を今年も呼び掛け――先週(2017年6月)9日の16時より約30分間、神奈川県港北警察署は、東急線日吉駅改札前のコンコースにて「痴漢(ちかん)被害防止キャンペーン」を実施しました。
今年は、神奈川県警察本部において実施されている「電車内における痴漢対策推進期間」が、6月5日(月)から同16日(金)までと例年より長い12日間にわたり設定されていることから、「より多くの人々に痴漢行為が犯罪であることを知ってもらいたい」と、学生や女性客が多く乗り降りする日吉駅にて昨年に引き続きキャンペーンを行ったものです。
今回は、港北防犯指導委員会のボランティアスタッフや日吉の金融機関6行(三菱東京UFJ銀行、みずほ銀行、三井住友銀行、横浜銀行、川崎信用金庫、スルガ銀行)の行員・スタッフに参加を呼び掛け、東急電鉄日吉駅の駅員らも痴漢多発の注意を呼び掛ける「女性のための護身術」を記したチラシなどの配布に協力しました。
当日のキャンペーン参加者の一人は、「友だちが被害に合い、本当に犯人を許せなく思っています」と、その被害の悪質さを訴えます。
東急電鉄日吉駅の駅員も、「電車内での痴漢は、列車遅延を招くなど、被害者ばかりでなくより多くの人々にとって“迷惑な行為”になるので、ぜったいに行わないでください」と、鉄道車内での犯罪防止を呼びかけていました。
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