約7時間半余りもの長き時間にわたり列車をストップさせた原因は、信号トラブルでした。
きのう(2016年11月)8日(火)14時18分ごろ、東急目黒線日吉駅構内の信号設備に不具合が発生し、正常な信号の受信ができなくなったことから、目黒線の日吉駅と武蔵小杉駅との間で各列車がストップ。同日夜21時52分に運転を再開するまで、目黒線は目黒方面からの列車を武蔵小杉駅で折り返し運転となったため、夕方以降の通勤・通学客に大きな影響を与えました。
幸い、今回列車が不通となった日吉駅と武蔵小杉駅間は、東急東横線が並走しており、振替輸送との措置もなされたため、日中の影響については最小限であったものとみられます。
一方で夕方のラッシュ時以降も列車の運転再開見込みについての告知がなされなかったことから、トラブル発生箇所の特定や修復の措置に、大幅な時間と手間がかかったものと思われます。運転が再開されたのは夜のラッシュ時間帯をも越えた深夜時間帯に迫っていました。
日吉駅では相鉄・東急直通線工事の影響で、今年(2016年)7月3日より目黒線のホームが渋谷寄りに60メートル(約3両分)移動しています。こうしたことが今回の信号トラブル発生に何らかの影響を与えたのかでしょうか。詳しい原因究明や再発防止策が待たれるところです。
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【参考リンク】
・【お詫び】目黒線 信号設備の不具合による運転見合わせについて(東急電鉄ホームページ)