<新綱島駅>周辺人口は現在70人、再開発タワマンなどで「人口1200人の街」を計画 | 横浜日吉新聞

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新綱島駅(仮称)の周辺再開発によって、駅周辺の人口が1200人規模に膨れ上がる計画となっていることがわかりました。今月(2017年11月)9日に新綱島駅周辺の土地区画整理事業について議論する「新綱島駅周辺地区土地区画整理審議会」(池谷聡会長ら10委員で構成)が初の会合を開き、横浜市が事業計画の資料を公開したものです。

赤太線の範囲内が市による「土地区画整理事業」の範囲、このなかに1200人の人口を想定している、このうち黄色線内は地権者らによる再開発組合が28階建てのマンションなどの高層複合ビルを建設する予定。赤太線内で指定範囲から外れているのはマンション「リビオ綱島」(横浜市会「建築・都市整備・道路委員会」への2017年9月19日提出資料より)

市が区画整理事業を行う「新綱島駅周辺地区」は、駅の建設地を中心とした約2万7400平方メートル(2.74ha)の区域(10階建て46戸のマンション「リビオ綱島」は除く)で、現在の人口は約70人

これから実施する区画整理事業により、「駅前にふさわしい土地利用を促進し、健全かつ良好な市街地の形成を目指す」(横浜市の事業計画書)として、区域内に高層マンションなどが建設されることによって、人口は約1200人になると想定。また、防災や景観面から「電線類の地中化を図る」(同)としています。

なお、きのう1回目の会合を開いた土地区画整理審議会は、区域内の地権者7人と借地権者1人、学識経験者2人の計10人で構成。換地(かんち=交換する土地)の計画などを議論する機関として、来年(2018年)2月22日に開催予定の第2回会合以降、同年6月まで月に1回のペースで会合を開く予定です。

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【参考リンク】

綱島駅周辺地区の再開発について(横浜市都市整備局)

新綱島駅周辺地区の土地区画整理事業施行条例の一部改正についてPDF、横浜市会「建築・都市整備・道路委員会」への2017年9月19日提出資料)


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