「綱島SST(Tsunashimaサスティナブル・スマートタウン)」(綱島東4)内で建設が進む大型スーパー「アピタテラス横浜綱島(仮称)」について、運営会社のユニーなどが横浜市に提出した書類によると、店内に高齢者の就労や学童の地域貢献施設の設置を検討していることがわかりました。
先月(2017年7月)13日付けで市に提出された「地域貢献計画書」と題した書類には、「港北区綱島のまちづくりや地域へ貢献できる施設として、継続して安定した事業展開を行って参る所存です」との方針を示すとともに、「具体的に要請があれば地域の祭り、伝統行事等、各種行事への協力を検討します」「施設内での防犯・防災の啓蒙イベントなどを行政と連携して検討し、実施いたします」などとの地域貢献策を示しました。
このなかで、「地域コミュニティ形成への協力」の項目では、「生きがい就労支援スポット及び学童の地域貢献施設について設置に向けた協議を実施しています」と表明しています。
「生きがい就労支援スポット」は、「いきいきシニア地域貢献モデル事業」と題して、「高齢者の心身の状況に合わせた就労や地域活動などを紹介し、社会参加を促していく相談窓口」(市健康福祉局)として、2015年12月に市内で初めて金沢区に設置されたもの。
港北区では2017(平成29)年度(2017年4月~2018年3月)に区内で行う事業として、「市内2か所目となる、高齢者の就労相談や地域と高齢者のニーズを一元化して提供する『生きがい就労支援スポット』を区内に開設します」(広報「よこはま港北区版」2017年4月号)として、今年度の下期に開設することを表明しており、同スポットはアピタテラス内に設けられることになりそうです。
一方、同書類では“学童”に関する施設への言及はありませんが、何らかの子育て関連の地域貢献施設が設けられるとみられます。
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【参考リンク】
・アピタテラス横浜綱島に関する「地域貢献計画書」(PDF、横浜市、2017年7月13日付)
・29年度港北区で行われる主な事業(PDF、広報「よこはま港北区版」2017年4月号)