<箕輪町計画>小売や雑貨店など商業施設を拡充方針、鍵はテナント内容 | 横浜日吉新聞

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綱島街道沿いの全域に暮らしに直結する商業施設を――。旧アピタ日吉店など3つの跡地を再開発する「(仮称)日吉箕輪町計画」について、開発事業者の野村不動産は、再開発地内に小型スーパーに加え、生鮮以外の小売店や生活雑貨店なども整備していく方針を表明しています。このほど、今年(2016年)5月26日から9月23日までの間に3回にわたって行われた「横浜市都市美対策審議会景観審査部会」の議事録が横浜市から公開され、商業施設整備の方向性も示されていました。

綱島街道側から商業施設部分(第31回 横浜市都市美対策審議会景観審査部会の資料より)

綱島街道側から商業施設部分のイメージ(第31回 横浜市都市美対策審議会景観審査部会の資料より)

同部会で野村不動産は、箕輪町2丁目周辺にはある程度の人口量が見込まれることから、商業施設を独立棟として設けたうえで、「ある程度、複合商業店舗のようなミックスするような形」で整備する意向を示しています。

「その中には例えば塾とか勉強ゾーン生鮮以外の小売関係、生活雑貨、クリニックとか、今はまだ用途自体は確定できていないのですが、そういう暮らしに直結する商業施設というものをこの綱島街道沿道沿いに、新しい緑と一体になった空間をつくることで、この場所ならではの風景というものができるのではないか」といった考えを述べていました。

先月(2016年10月)14日に行われた第2回の住民説明会では、住民から「3000人以上という人口に比して小型スーパーで足りるのか」といった声も上がっており、今後、どのような商業テナントが設けられるのかに注目が集まりそうです。

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【参考リンク】

第31回 横浜市都市美対策審議会景観審査部会議事録(2016年8月8日開催分、日吉箕輪町計画が審議されている)


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