旧アピタ日吉店など3つの跡地を使った野村不動産による「(仮称)日吉箕輪町計画」について、最大で4000人規模の街になると想定していることがわかりました。今年(2016年)5月26日に行われた「第30回横浜市都市美対策審議会景観審査部会」の議事録により明らかになったものです。
同審議会はまちづくり計画について、景観面から外部有識者による議論が行われるもので、市長の諮問機関という位置付けとなっています。
同日の会議では、一人の有識者が「これだけ何戸もあり何千人住むという非常に大きな計画になるので、一つの町をつくるには、複数のものから成る景観が良いのかなと思っています」と発言。これに対し、出席した野村不動産側の担当者は、同社のマンションブランド「プラウド」では1世帯平均で2.7人の居住者であることを明かし、「おおよそ住まわれる方としては3000人から4000人くらいの規模」と答えていたものです。なお、この数字には130室程度の高齢者施設の人数は含まれないとしています。
8月22日に行われた住民説明会では、3棟のマンションは高さが最大60メートルの20階建てで、3LDKを中心とした計1320戸の分譲計画とし、全体で3000人規模になると説明していました。
箕輪町計画における現在の1320戸に、野村不動産によるマンションの1世帯平均2.7人という数字をかけると、3564人という数になります。なお、居住1世帯あたり3人で計算すると合計が3960人です。
1320という戸数計画であるならば、居住者4000人という想定も、現実離れした数値ではなさそうです。
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【参考リンク】
・第30回 横浜市都市美対策審議会景観審査部会議事録(2016年5月26日開催分)