「まちごとハザードマップ」で水害対策、2026年は日吉と大曽根80カ所に | 横浜日吉新聞

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季節は春から台風や豪雨による被害が増える夏、そして秋へ。「いざ」の水害に備える心強い“まちなか”ハザードマップが今年も港北区内に設置されています。

横浜市港北区役所は、今年(2026年)2月中旬から下旬までの期間に、区内の日吉地区(日吉地区連合町内会エリア)60カ所と、大曽根地区(大曽根自治連合会エリア)の20カ所の計80カ所「まるごとまちごとハザードマップ」を設置。

日吉自動車学校や北綱島ポンプ場にも近いバス通りの交差点(日吉7)は「3.1m」で日吉地区の最深浸水想定地点となっている(2026年3月)

日吉自動車学校や北綱島ポンプ場にも近いバス通りの交差点(日吉7)は「3.1m」で日吉地区の最深浸水想定地点となっている(2026年3月)

河川が氾濫(はんらん)した場合に考えられる最大の想定浸水の深さ(浸水深=しんすいしん)を記した電柱巻付け看板(標識)として、“いざ”の水害への備えを呼び掛けます。

水害に関する情報を“まちなか”に表示して自然に目に入るようにすることで、日頃から水防災への意識を高めるためとにと2006(平成18)年に手引きを作成、国が推奨する取り組みとして日本全国で行われてきた事業の一つとなっています。

日吉地区の最も低い浸水想定地点は矢上小学校にも近い日吉3丁目と日吉5丁目の「セブンイレブン横浜日吉宮前店」前の「1.3m」(2カ所)となっている

日吉地区の最も低い浸水想定地点は矢上小学校にも近い日吉3丁目と日吉5丁目の「セブンイレブン横浜日吉宮前店」前の「1.3m」(2カ所)となっている

昨年(2025年)9月11日には至近の矢上川「矢上橋基準観測所」(川崎市)で避難判断水位(4.10m)に到達したこともあり注意が必要(国土交通省「川の防災情報」サイト)

昨年(2025年)9月11日には至近の矢上川「矢上橋基準観測所」(川崎市)で避難判断水位(4.10m)に到達したこともあり注意が必要(国土交通省「川の防災情報」サイト)

横浜市内では鶴見区に次いでの設置となっており、2022年度には綱島大倉山地区、2023年度には新羽城郷地区(小机町・鳥山町・岸根町)、2024年度には新吉田樽町地区に設置されてきました。

2025年度の事業となる今回の設置について、港北区総務課の担当者は、「今回は、各地区の連合町内会会合にて説明を行いましたが、地域からの意見や要望はなく、当課と設置業者において看板設置が可能な電柱を選定し、位置を確定しました」と説明。

大曽根地区の最深浸水想定地点は鶴見川河川敷に位置するコヤマドライビングスクール横浜校(大曽根2)の「3,7m」。最大の被害想定で2階に届くか到達するほどの場所に「青テープ」を巻き付け注意喚起を行う

大曽根地区の最深浸水想定地点は鶴見川河川敷に位置するコヤマドライビングスクール横浜校(大曽根2)の「3,7m」。最大の被害想定で2階に届くか到達するほどの場所に「青テープ」を巻き付け注意喚起を行う

「地域の洪水リスクを“まちなか”で視覚的に確認し、自分事として捉(とら)えていただくため、当課で実際に現地を回りながら、なるべく人通りが多い場所に設置ができるよう検討しました」と、8月の猛暑の中、担当者らが現地を実際に歩き、設置場所を選定したことを明かします。

また、「最大で浸水する高さの位置へ青いテープを巻き付け、浸水の深さが一目でわかるよう工夫をしました」と、一部、電柱広告で見えにくい場所があるものの、これまでと同様に、想定される最大規模の浸水の深さを青テープで示す取り組みも継続しています。

大曽根地区の最も低い浸水想定地点は大曽根1丁目の東急東横線の高架橋を挟(はさ)んだ2つの電信柱に掲出。線路沿いに掲出されているものを確認すると鶴見川から離れるに従(したが)って水位が下がり、この両地点では「1.2m」との水深となる見込み

大曽根地区の最も低い浸水想定地点は大曽根1丁目の東急東横線の高架橋を挟(はさ)んだ2つの電信柱に掲出。線路沿いに掲出されているものを確認すると鶴見川から離れるに従(したが)って水位が下がり、この両地点では「1.2m」との水深となる見込み

大曽根小学校(大曽根2)は「地域防災拠点」だが最大「3.6m」もの浸水を想定しており、洪水時には避難ができないため注意が必要。自宅や職場近くの避難所についても事前に確認しておきたい

大曽根小学校(大曽根2)は「地域防災拠点」だが最大「3.6m」もの浸水を想定しており、洪水時には避難ができないため注意が必要。自宅や職場近くの避難所についても事前に確認しておきたい

今年度(2026年度)は、残る高田、師岡、菊名、篠原地区に設置する予定とのことで、来年(2027年)3月末までにも、区内全エリアでの設置事業が完了する見込みとのことです。

)この記事は「横浜日吉新聞」「新横浜新聞~しんよこ新聞」の共通記事です

【関連記事】

・【前年記事】新吉田・樽町に「まちごと」ハザードマップ、90カ所で浸水被害想定を掲出(2025年2月28日)

新羽・城郷地区に新たに100カ所、「まるごとまちごと」ハザードマップで浸水対策を(新横浜新聞~しんよこ新聞、2024年6月19日)

綱島と大倉山に100カ所、「まるごとまちごとハザードマップ」で“水害に備えを”(2023年3月8日)

【参考リンク】

生活空間の水害リスクを見える化するため 「まるごとまちごとハザードマップ」を設置します!(横浜市記者発表資料)※2022年9月1日発表

災害関係マップダウンロード一覧(横浜市港北区)

浸水深と避難行動について(国土交通省 川の防災情報)※車のエンジンは「30~50cm」で停止、「0.5m」の水深でも避難が困難になった事例なども紹介

まるごとまちごとハザードマップ(国土交通省)※「実施の手引き」など各資料へのリンク集


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