季節は春から台風や豪雨による被害が増える夏、そして秋へ。「いざ」の水害に備える心強い“まちなか”ハザードマップが今年も港北区内に設置されています。
横浜市港北区役所は、今年(2026年)2月中旬から下旬までの期間に、区内の日吉地区(日吉地区連合町内会エリア)60カ所と、大曽根地区(大曽根自治連合会エリア)の20カ所の計80カ所に「まるごとまちごとハザードマップ」を設置。
河川が氾濫(はんらん)した場合に考えられる最大の想定浸水の深さ(浸水深=しんすいしん)を記した電柱巻付け看板(標識)として、“いざ”の水害への備えを呼び掛けます。
水害に関する情報を“まちなか”に表示して自然に目に入るようにすることで、日頃から水防災への意識を高めるためとにと2006(平成18)年に手引きを作成、国が推奨する取り組みとして日本全国で行われてきた事業の一つとなっています。
横浜市内では鶴見区に次いでの設置となっており、2022年度には綱島と大倉山地区、2023年度には新羽と城郷地区(小机町・鳥山町・岸根町)、2024年度には新吉田と樽町地区に設置されてきました。
2025年度の事業となる今回の設置について、港北区総務課の担当者は、「今回は、各地区の連合町内会会合にて説明を行いましたが、地域からの意見や要望はなく、当課と設置業者において看板設置が可能な電柱を選定し、位置を確定しました」と説明。
「地域の洪水リスクを“まちなか”で視覚的に確認し、自分事として捉(とら)えていただくため、当課で実際に現地を回りながら、なるべく人通りが多い場所に設置ができるよう検討しました」と、8月の猛暑の中、担当者らが現地を実際に歩き、設置場所を選定したことを明かします。
また、「最大で浸水する高さの位置へ青いテープを巻き付け、浸水の深さが一目でわかるよう工夫をしました」と、一部、電柱広告で見えにくい場所があるものの、これまでと同様に、想定される最大規模の浸水の深さを青テープで示す取り組みも継続しています。

大曽根地区の最も低い浸水想定地点は大曽根1丁目の東急東横線の高架橋を挟(はさ)んだ2つの電信柱に掲出。線路沿いに掲出されているものを確認すると鶴見川から離れるに従(したが)って水位が下がり、この両地点では「1.2m」との水深となる見込み
今年度(2026年度)は、残る高田、師岡、菊名、篠原地区に設置する予定とのことで、来年(2027年)3月末までにも、区内全エリアでの設置事業が完了する見込みとのことです。
(※)この記事は「横浜日吉新聞」「新横浜新聞~しんよこ新聞」の共通記事です
【関連記事】
・【前年記事】新吉田・樽町に「まちごと」ハザードマップ、90カ所で浸水被害想定を掲出(2025年2月28日)
・新羽・城郷地区に新たに100カ所、「まるごとまちごと」ハザードマップで浸水対策を(新横浜新聞~しんよこ新聞、2024年6月19日)
・綱島と大倉山に100カ所、「まるごとまちごとハザードマップ」で“水害に備えを”(2023年3月8日)
【参考リンク】
・生活空間の水害リスクを見える化するため 「まるごとまちごとハザードマップ」を設置します!(横浜市記者発表資料)※2022年9月1日発表
・災害関係マップダウンロード一覧(横浜市港北区)
・浸水深と避難行動について(国土交通省 川の防災情報)※車のエンジンは「30~50cm」で停止、「0.5m」の水深でも避難が困難になった事例なども紹介
・まるごとまちごとハザードマップ(国土交通省)※「実施の手引き」など各資料へのリンク集





