2026年も綱島・鶴見川河川敷に春が到来、地域の人々が種を蒔いた「菜の花」が通りかかる人々を楽しませています。
綱島西の「高水敷(こうすいじき)」と呼ばれる河川敷の緑地帯に、「港北区制70周年」の記念事業として前年度の2008(平成20)年に設置された、川辺で暮らす蝶(ちょう)の繁殖や訪花を促す「ビオトープ」で、今年(2026年)も菜の花が開花。
横浜市港北区(大豆戸町)が占有している「ビオトープ」に、地元・綱島地区連合自治会(佐藤誠三会長)所属の自治会・町内会による「『菜の花いっぱい咲かそう』実行委員会」のメンバーが、畑の土起こしや種を蒔く作業を実施。
現地に近い綱島西エリアに本部を置くNPO法人鶴見川流域ネットワーキング(略称:TRネット=綱島西2)が、前後の期間を通じての管理をサポートしてきたといいます。
今年も、同NPOが依頼を受けて、日本の国産で生きものなど生態系への影響を考えない種を選び、同自治会に提供したとのこと。
「秋から冬にかけて行われる草刈り作業もボランティアで行い、自治会の皆様の土起こしにつなげました。種は種類が異なるものを提供しており、高さが今年は不揃(ぞろ)いになっているところも見どころです」と、同NPO法人の代表理事で慶應義塾大学名誉教授の岸由二(ゆうじ)さんは語ります。

国土交通省京浜河川事務所が河川占有許可を行い、横浜市港北区が約700平方メートルの広さの「蝶の繁殖、訪花を促すビオトープ」として占有。担当の区地域振興課をはじめ、自治会・町内会や、NPOの支援企業・団体、個人、そして地域の人々による活動がより盛んになることが望まれる
自治会町内会の担い手不足の影響もあるのか、「昨年(2025年)は6つの区画に植えられたビオトープは、今年は5つと減少しています。地域の担い手が増え、またこの美しい、日本でもまたとない景観、そして自然環境を愛で、整備を支援し支える人々や団体、組織や企業が増えてほしい」との想いを熱く語っていました。
例年、4月に入ってからも菜の花が咲き続けるシーンも見られますが、気候により時期の変動も見られることから、なるべく早い好天の日に現地を訪れ、その美しさを楽しみたいところです。
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・【過去記事】春を感じ目も心も癒される「綱島の河川敷」、黄色い菜の花が満開に(2020年3月16日)※岸由二さんからの「寄稿文」を掲載
・<コラム流域思考>春爛漫の綱島・鶴見川~憩いの場となった川辺は地域の誇り(2017年4月1日)※岸由二さんが執筆
【参考リンク】
・2025年春の「菜の花」が咲いている綱島河川敷の場所(グーグルマップ、綱島西2丁目)
・港北区の天気予報(Yahoo!天気)


