<川崎市>人口が155万人を突破、中原区と幸区で高い増加率に | 横浜日吉新聞

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川崎市の人口が増え続けています。市総務企画局は今年(2024年)4月9日現在での人口が155万人を超え、155万242人に達したと発表しました。

市では2017(平成29)年5月に150万人を超えて150万50人となり、その後も増加を続け約5年前の2019年5月には152万6630人に到達しています。

昨年11月から使われている川崎市役所(川崎区)の25階建て新庁舎、敷地内に旧本庁舎の一部も復元されている(4月12日)

この結果、神戸市の人口(当時152万4749人)を上回って日本の基礎自治体では、横浜や大阪、名古屋、札幌、福岡の県庁所在5市に次いで川崎は6番目の人口規模となりました。

「政令指定都市(政令市)」の人口規模、県庁所在地ではない政令市(川崎市、福岡県北九州市、大阪府堺市、静岡県浜松市、相模原市)自体がめずらしいが、なかでも川崎市の人口規模は群を抜いて大きい(市のニュースリリースより)

初めて150万人を突破した2017(平成29)年5月と比較すると、市内7区別では中原区が1万4368人、多摩区は1万96人、幸区は8290人が増加。

人口に対する増加率は市内全体で3.35%に達し、区別では中原区が5.68%幸区は5.02%、多摩区では4.67%となる一方、市役所のある中心部の川崎区は1.02%にとどまりました。

川崎7区の増加率では中原区と幸区がトップ2となっている(市のニュースリリースより)

市全体の転出入状況を見ると、2023年は東京都大田区(747人)や同世田谷区(632人)、鶴見区(177人)、東京都目黒区(143人)などからの転入がプラス

一方、東京都町田市(△597人)や青葉区(△332人)、東京都稲城市(△299人)、港北区(△293人)、都筑区(△140人)への転出超過が目立っています。

武蔵小杉駅の周辺を中心に中原区の人口は増え続けており、市によると2040年頃には約28.3万人まで増え、ここがピークになると推計されている(イメージ、2023年9月)

川崎市が2021年11月の国勢調査結果を反映させた将来人口推計によると、市の人口は2030年頃の約160.5万人がピークになるとのことです。

【関連記事】

・【過去記事】川崎市が“日本の五大都市”まであと一歩、神戸市を抜き人口で全国6位に(2019年5月16日)

【参考リンク】

川崎市の人口が155万人を突破しました(川崎市総務企画局、2024年4月11日)


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