川崎市の人口が神戸市を抜き、全国の市町村で6位となりました。川崎市は今月(2019年5月)1日付けの人口が前月と比べて4389人増の152万6630人になり、神戸市の人口を1881人上回ったと発表しました。
1972(昭和47)年に人口98万280人で政令指定都市となった川崎市は、翌年には100万人を突破し、その後も「首都圏に位置する立地優位性・交通利便性の高さなどから、平成元年前後のバブル景気時には年間1万5000人以上の人口が増加」(川崎市総務企画局)。
さらに近年では、「2008年前後の武蔵小杉駅や新百合ヶ丘駅周辺の開発により人口が更に増加」(同)するなど順調に増え続け、2017年4月には150万人を突破していました。
全国に1741ある市区町村のなかで、今年4月1日現在の人口数でトップは374万1317人の「横浜市」で、以下「大阪市」「名古屋市」「札幌市」「福岡市」が人口規模で見た“日本の5大都市”(※)という形になりますが、5位の福岡市と6位に上昇した川崎市との差は5万6000人ほど。
(※)「政令指定都市」を持たない東京都の市区町村では、人口91万人超の「世田谷区」が最大の人口規模
九州の中心地として、人口増加傾向が見られる福岡市を今すぐに追い抜くことは難しそうですが、川崎市は日本のベスト5都市にきわめて近い人口規模と言えます。
川崎市内7区別に見た5月1日現在の人口は以下の通り。
- 中原区:26万1004人(13万2783世帯)
- 川崎区:23万2759人(11万9948世帯)
- 高津区:23万2683人(11万2762世帯)
- 宮前区:23万2039人(10万339世帯)
- 多摩区:21万9494人(11万2965世帯)
- 麻生(あさお)区:17万9568人(7万8302世帯)
- 幸(さいわい)区:16万9083人(8万847世帯)
(※)幸区のうち「日吉出張所」エリア内は6万4366人・2万9356世帯
なお、日吉・綱島・高田エリアでは、下田町2・3・6丁目が中原区の井田、高津区の蟹ヶ谷や久末と、日吉1・2・3・5・6丁目が中原区の井田や木月、幸区の矢上や南加瀬と、高田町では高津区の久末とそれぞれ接しています。
【関連記事】
・地下鉄ブルーラインが小田急「新百合ヶ丘」へ延伸を発表、日吉にもプラス(2019年1月25日、麻生区へは横浜市地下鉄が乗り入れ計画も)
・<2019年1月末>日吉・綱島・高田の総人口は12万8000人超(約6万3500世帯)に(2019年2月14日)
【参考リンク】
・令和元年5月1日現在の川崎市の世帯数・人口を公表しました。(政令市第6位の人口となりました。)(2019年5月15日、川崎市総務企画局)