新綱島駅で「ホームドア」が開かぬまま列車は出発、車両との情報伝送に支障 | 横浜日吉新聞

横浜日吉新聞

先週(2024年)1月19日(金)11時15分ごろに新綱島駅でホームドアが開いていないことに気付かず列車を出発させてしまうトラブルがあり、東急電鉄は1月24日に原因を公表しました。

このトラブルは、新綱島駅の上りホーム2番線=日吉・渋谷・目黒方面行)で発生。

新綱島駅の2番線ホーム(資料写真、2023年5月撮影)

同ホームに到着した海老名発・西高島平行の急行(8両編成)が車両の扉を開けましたが、ホーム上のドアは開いておらず、運転士がそれに気付かないまま車両の扉を閉めて発車させたものです。

東急電鉄によると、列車が停止した位置は所定の範囲内でしたが、端部だったため車両とホームドア間の情報伝送をできない状況が一時的に発生。ホームドアが開かなかったとのことです。また、ホームドアが開いているかどうかの確認を運転士が失念していたといいます。

新綱島駅のホームドア(資料写真、2024年1月撮影)

東急電鉄はホームドアの開扉状態を確認することについて乗務員への再教育を徹底するとともに、「車両ドアとホームドアの開閉時の連動方法について改善を検討いたします」としています。

東急新横浜線では昨年(2023年)3月18日の開業時から運転士だけの「ワンマン運転」を開始。昨年6月11日には新横浜駅発・浦和美園駅行の急行が日吉駅に到着した際、ホームと反対側の車両扉を開けてしまうトラブルも発生しました。

【関連記事】

発煙運休と反対側ドア開け、日吉駅で相次いだ“新横浜線トラブル”の原因公表(2023年6月19日)

【参考リンク】

【お詫び】東急新横浜線 新綱島駅でホームドアが開扉せず発車した事象について(東急電鉄、2024年1月24日)

東急電鉄「おしえて!ワンマン運転の仕組みと安全施策編」などの冊子公開(2023年3月から東急新横浜線や東横線へワンマン運転区間が拡大したことにともない冊子を制作)


カテゴリ別記事一覧