<東横線のダイヤ改正>綱島駅は1割以上の減便、菊名始発着の削減で | 横浜日吉新聞

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来月(2023年)3月18日(土)に東急新横浜線の新綱島駅が開業して利便性が高まる一方、東横線のダイヤ改正により綱島駅では平日の上下ともに運転本数の10%以上にあたる規模で減便が行われます。

綱島駅では各駅停車の運転本数が1割以上減ることになる(イメージ)

これは朝と夕方を中心に残されていた菊名駅を始発着とする各駅停車が大幅に削減されることにともなうもので、渋谷方面で約11%、横浜・みなとみらい方面は約13%の列車が減ることになりました。

渋谷方面行では、平日朝の7時・8時台に計7本の各駅停車が減り、夕方17時から20時は特に減少幅が大きくなっています。なお、急行の運転本数は改正前と変わっていません。

ダイヤ改正後の綱島駅における平日「日吉・渋谷方面」の時刻表、多くの時間帯で1時間あたり各駅停車8本、急行4本という運行形態となる(東急電鉄公式サイトの発表データを一部加工)

横浜・みなとみらい方面行は、平日7時台と夕方17時から20時台に毎時3本から4本の菊名行各駅停車が削減となりました。

綱島駅東口側の地下に設けられる新綱島駅への出入口と、駅地上部で今年秋にも竣工予定の再開発ビル(ドレッセタワー新綱島など)(2月19日撮影)

綱島エリアでは、列車の運転本数で見ると綱島が中心駅であることは当面変わりませんが、新綱島駅では目黒方面行を中心に急行の本数が多く、地上部では再開発進展にあわせてバスターミナルの整備も計画されています。

3月18日(土)に開業する新綱島駅の平日「日吉・渋谷・目黒方面」の時刻表、日中は1時間あたり6本だが、すべて「急行」となっているのが特徴(東急電鉄公式サイトの発表データを一部加工)

今後、綱島街道を走る路線バスが新綱島駅側に集約され、商業施設などもオープンすることになれば、バス利用の有無や自宅から駅までの距離、列車の空き具合と行先、帰宅時の買物といった要素を加味しながら、綱島と新綱島の“使い分け”をしていくことになりそうです。

なお、綱島または新綱島を含む定期券を持っている場合、両駅は“同じ駅”として扱われるため、どちらの駅からも乗降が可能です。

【関連記事】

<新横浜線>新綱島駅→目黒・渋谷方面行の多くを「急行」に設定(2023年2月17日、新綱島駅のダイヤについて)

<東急2023年ダイヤ改正>菊名始発を大幅削減、大倉山は列車が1割以上減る(新横浜新聞~しんよこ新聞、2023年2月20日、東横線のダイヤ改正について)

【参考リンク】

・【改正後】綱島駅「日吉・渋谷・目黒方面」の時刻表(平日・土・休日/方面の切り替え可能)

・【3月18日開業】新綱島駅「新横浜方面」の時刻表(平日・土・休日/方面の切り替え可能)

2023年3月18日(土)ダイヤ改正のご案内PDF、東急電鉄)

相鉄・東急新横浜線 ご利用ハンドブックPDF、新横浜駅の時刻表や案内、運賃などを掲載)


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