綱島交差点の花壇が、東急の支援を受け「イングリッシュガーデン」として美しく生まれ変わりました。
綱島駅や大綱橋、鶴見川にも近い「綱島交差点なごみ花壇」(綱島東1)では、今から5年前の2014(平成26)年11月から、当時荒れてしまっていた花壇を開墾し、「花いっぱいの花壇」へと変化させたことが評価され、東急株式会社(東京都渋谷区)が沿線地域のまちづくり活動や緑化活動の中で、特にすぐれた企画に当社が支援を行う2019年「みどリンク」アクションに認定。
先週(2019年)11月14日の午後に、同社の担当者が「ふと歩みを止める・なごみと癒しの綱島イングリッシュガーデン」として生まれ変わった同花壇を訪れ、認定証を授与。
これまでの活動を称えるとともに、同社の支援にてリニューアル完成した花壇に、約80本の花苗を植える作業が行われました。
今回の作業も行い、同花壇の手入れを行っているのは、約17人の地域のメンバーからなる花壇名と同名のグループ「綱島交差点なごみ花壇」(吉原智恵子代表)。
同グループによると、開墾当初は、枯れかかった花桃、無残に折れたツツジ、南半分のエリアにはドクダミが、北半分のエリアには笹がはびこるばかりでなく、ゴミが投げ込まれ、自転車が周りを囲むように放置されていたとのこと。
地権者である港北土木事務所(大倉山7)に掛け合い、まずはツツジを撤去。南側のドクダミと雑草抜きを“とことん作業”し、花壇は一旦すっきりとした更地に。
綱島中町自治会(佐藤誠三会長)や、公益財団法人横浜市緑の協会(中区日本大通)などの支援を受けながら、よこはま緑の推進団体や港北土木事務所の「ハマロード・サポーター」(横浜市道路局が認定する、身近な道路の清掃や美化活動等を行うボランティア団体)にも加入。
北側に残っていたツツジを撤去し、はびこっていた笹を根から取り除き、購入した花苗、メンバーが持ち寄った花苗を定植。徐々に「花いっぱいの花壇」へと変身させたといいます。
しかし、整備開始から4年が経ち、横浜市緑の協会からの3年間の支援が終了。資金が無くなったため、持ち寄った花を植えているうちに「花壇の整然性」が保たれなくなり、雑然とした印象が否めなくなってしまったとのこと。
そのため、2019年度の「みどリンク」にエントリー。企画の内容が高く評価され、東急からの支援が決定。花壇がリニューアル完成し、結果、“綱島の新名所”ともいえる場所に生まれ変わっています。
同グループの活動には、綱島中町自治会や、綱島駅から西口に広がる商店街の緑化に取り組む「グループ花いっぱいTsunashima(綱島)」のメンバーが協力。
また、代表の吉原智恵子さん、真島淳子さんら主要メンバー8人は、横浜市緑の協会からの認定を受けた「よこはま花と緑の推進リーダー」としても活躍しています。
「なごみ花壇を、“綱島イングリッシュガーデン”らしく、花期の長い宿根草(多年草)やバラをメインに、種から育てた花を季節ごとに植えていきたい」(真島さん)と、これからの花壇づくりに込めた想いを語ります。
これからも、花を学び、種まきや挿し芽、株分けといったスキルを持っているという同推進リーダーらしい“センスを集結”させ、(綱島の再開発により)より新しくなる駅や道路に見劣りしないよう、美しくするばかりでなく、「花で和んだ駅の利用者が、優しい気持ちで東急線に乗車できる」ような花壇を目指す(同グループ)とのこと。
これからも、メンバー一人ひとりがOne Team(ワンチーム)となって、より一層輝く「綱島駅に近い名所の花壇」となるような活動を継続していく考えです。
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・今週末からオープンガーデン5月開催、イベントの原点は綱島・真島さんの庭(2017年5月8日)
・15年間ひたすら綱島の街の美化に努めたボランティア団体、国が功績を表彰(2016年7月1日)※グループ花いっぱいTsunashima(綱島)・真島淳子さんの紹介
【参考リンク】
・【2019】なごみと癒しの綱島イングリッシュガーデンに!~『みど*リンク』アクション(東急株式会社)
・『みど*リンク』アクション公式サイト(同)※12月31日(火)まで2020年度の支援先募集中。同社によると、「地域コミュニティー」に貢献する団体などの支援をより強化していきたいとのこと
・『みど*リンク』アクションの概要(同)