綱島東口の再開発で初めてマンション解体に着手、9階建ての「モナーク綱島」 | 横浜日吉新聞

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綱島東1丁目の綱島街道沿いに建つマンション「モナーク綱島」の解体が決まり、今月(2019年1月)7日ごろから準備作業が始まりました。入居者は昨年内に退去したといいます。駅東口の再開発では初めてマンションが取り壊されることになり、新綱島駅(仮称)側の28階建て再開発ビル建設へ向けた動きが加速しています。

建物内が閉鎖され解体の準備が行われているマンション「モナーク綱島」、右側は綱島街道(1月9日)

モナーク綱島は今から34年前の1984(昭和59)年3月に建てられた9階建て39戸の分譲マンション。1階には店舗用のテナントも設けらています。綱島駅東口から徒歩2分という環境もあり、近年は居住目的に加え、事務所などとして貸し出されている物件も目立っていました。

関係者によると、周辺の再開発にあたっては、所有者や借地権者の数が多いことから当初は同マンションを外して計画することも考えられていたといいます。長年かけて話がまとまったため、取り壊したうえで、再開発ビルの一部として生まれ変わることになったものです。

モナーク綱島のエントランス(2018年9月)

すでに同マンションの周辺にあった2軒の民家や温泉旅館「入船亭」跡なども取り壊されており、解体にあたって裏手の道路が5月末までの予定で封鎖されました。

これで再開発の対象外となっているマンション「リビオ綱島」(2007年完成、40戸)を除き、新綱島駅の一画ではほとんどの建物が取り壊されることになりました。

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【参考リンク】

綱島東1丁目のマンション「モナーク綱島」の場所(グーグルマップ)


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