北綱島交差点に近い綱島街道沿いの箕輪町2丁目にある「横浜市港北福祉授産所」を民営化する方針が決まり、運営事業者の公募が行われています。
港北福祉授産所は、障害者が働く場として、北綱島バス停前にある市営住宅「箕輪住宅」の1階に1986(昭和61)年4月に市が開設。先月(2018年11月)1日現在、29人の知的障害者と2人の身体障害者が自動車部品の組み立てや梱包用緩衝材作成などの作業に従事しているといいます。
1970年代から80年代にかけては、障害者が働ける場がまだ少なかったため、市が福祉授産所を各地に設置してきましたが、現在は民間や福祉団体などが運営する障害者地域作業所も多くなっていることから民営化の方針を決めたとしています。
市が3月に運営事業者を決定後、1年間かけて引継ぎを行い、事業者に月額約30万円程度で施設を貸し出す形で、2020年4月から民間による運営へ移行する予定です。
なお、港北福祉授産所は、住所の青い表示板(街区表示板)のメンテナンス作業を市から受託して最初に行ったことでも知られ、現在ではこの事業は市内全域に広がっています。
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・<箕輪町で先行、全市へ拡大>障害者施設と連携し“住所の青い表示板”をメンテナンス(2017年7月29日、港北福祉授産所が最初に実施)
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【参考リンク】
・横浜市福祉授産所民営化に伴う運営法人の選定について(横浜市健康福祉局)