“宇宙活動”の現在と未来を論じる講演会が来週(2018年11月)24日(土)に日吉キャンパス内で開かれます。慶應義塾高校(慶應塾高)の開設70年事業として、「深海からNew Space そして深宇宙~より身近に、そして、遠くへ」と題して行われます。
この講座では、1999年に打ち上げに失敗し、太平洋の深海に沈んだロケット「H-II(エイチツー)8号機」のエンジンなどの残骸回収に成功したことをきっかけとした宇宙活動の変革の歴史を追うとともに、「New Space」と呼ばれる民間宇宙ビジネスへの影響も考察。
また、小惑星リュウグウを探査中の「はやぶさ2」と水星へ航行中の「みお」に代表される深宇宙探査を概観し、宇宙活動の未来や科学的挑戦について論じる内容となっています。
講師には、宇宙開発事業団・宇宙航空研究開発機構(JAXA)に勤務し、H-IIロケット研究開発と打上げに従事した慶應大学大学院の神武(こうたけ)直彦教授と、日欧米の宇宙実験や太陽系探査プロジェクトに参画したJAXA宇宙科学研究所の矢野創(はじめ)助教を招へい。
現場を熟知した2人の専門家は、今後の宇宙活動にどのような展望を見出しているのでしょうか。
講座の開催時間は15時から17時30分まで、会場は今年9月に完成した慶應塾高の新校舎内にある「日吉協育ホール」。入場は無料ですが、事前の申し込みが必要です。
【参考リンク】
・11月24日(土)開催「深海から New Space そして深宇宙~より身近に、そして、遠くへ」の聴講申し込みページ(慶應義塾高校地学教室)