慶應義塾高校では、2015年11月4日(水)に「『かぐや』と『はやぶさ』が明らかにした太陽系の姿」と題した科学講演会を、15時15分から16時30分まで慶應日吉キャンパス内の「来往舎」2階大会議室で開きます。
同高校では恒例となっている科学講演会シリーズ。今回の講師は宇宙航空研究開発機構(JAXA)の宇宙科学研究所の岩田隆浩准教授が登壇します。
岩田准教授は、昨年(2014年)12月に打ち上げられた小惑星探査機「はやぶさ2」の近赤外(きんせきがい)分光計(ぶんこうけい)の開発責任者をつとめています。この分光計は、小惑星表面で反射する太陽の光を分析するもので、小惑星の表面にどのような鉱物があるのかを調べることを可能とする重要な機器です。
今回の講演では、初代の「はやぶさ」や月探査機「かぐや」の活躍によって明らかになった太陽系の成り立ちや進化を語るとともに、生命の起源を探るべく小惑星「Ryugu(りゅうぐう)」に向かって飛行を続ける「はやぶさ2」について、その現状や目標なども明かされます。
慶應高校の生徒をはじめ、誰でも参加可能で、事前申し込みの必要はありません。今も根強いファンの多い「はやぶさ」の話が聞ける貴重な機会となりそうです。
【参考リンク】
・日吉キャンパス「来往舎」へのアクセス(教養研究センター)