綱島駅東口の「子母口綱島線」横断歩道、歩行スペース拡大へ駐輪場の一部活用も | 横浜日吉新聞

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綱島駅東口近くのバス通り「子母口綱島線」歩行する際の環境改善につながるでしょうか。

子母口綱島線を渡る「綱島駅自転車駐車場」付近の横断歩道は、歩道が狭く待つ場所が少ない

横浜市道路局は、今週(2018年10月)22日に行われた横浜市会の「決算第一特別委員会」で、東急東横線の高架下にある駐輪場「綱島駅自転車駐車場」の改装に向けて共同運営者と調整を行っていることを明らかにし、その際に子母口綱島線の横断歩道の待機や歩行者スペースの確保を検討していくと表明しました。港北区から選出された酒井亮介議員(民権フォーラム)の質問に、井上幸一副局長が答えたものです。

この場所は、綱島東1丁目の大綱橋側にある「三菱UFJ銀行綱島支店」と、隣接する「綱島駅自転車駐車場」付近から、駅東口の旧「綱島駅ビル」(2016年1月閉鎖・解体)方面へ向かう三叉路付近で、信号機付きの横断歩道が設けられています。

綱島交差点から同銀行の手前までは一定の歩道幅が確保されているものの、三菱UFJ銀行前で急に縮小。朝や夕方は信号を待つ人が多く、歩行するスペースがほとんどない状態です。

駅に近い駐輪場「綱島駅自転車駐車場」は常に混雑している

同議員が駐輪場の一部を歩行者空間として活用するよう提案したところ、同副局長は「(駐輪場は)土地を所有する民間事業者と共同で事業運営している。平成元年(1989年)に整備し、老朽化が進んでいることから、民間事業者と再整備について調整を行っており、このなかで歩行空間を確保できるようにしていきたい」との考えを示しました。

高架下などを活用したこの駐輪場は、東急電鉄と市が共同運営しているとみられ、収容台数は1300台以上分はあるものの、駅に近いことから混雑していることが目立ち、定期利用の待ち人数は数百人単位という状態が続いています。

今後、駐輪場の収容台数を維持したうえで、歩行者や信号待ちのための空間を確保できるのでしょうか。同横断歩道は、新綱島駅(2023年3月末までの開業を予定)と綱島駅の主要な徒歩連絡ルートとなるだけに、歩行者環境の早期改善が望まれます。

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綱島東口の駅前「高層複合ビル」は330戸を想定、新綱島側より大規模な計画に(2018年5月22日、横断歩道の駅東口側では高層複合ビルの完成時に道路環境の改善が見込まれる)

<東急電鉄>最後まで残った「綱島駅ビル」内の高架橋、ついに耐震工事に着手へ(2016年5月17日、駅東口側は道路に面した建物が解体されたため、若干ながら歩行環境が改善した)

【参考リンク】

綱島駅自転車駐車場と旧綱島駅ビル付近を結ぶ横断歩道の場所(グーグルマップ)


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