三菱ふそうトラック・バス(川崎市幸区鹿島田、マーク・リストセーヤ社長/CEO)は、新川崎駅から元住吉駅にかけての2区3カ所に分散していた本社や生産設備などを、中原区大倉町にある「川崎工場第一敷地」に統合すると発表しました。2018年末までに本社機能を備えた5階建ての「プロダクト・センター」を建設する計画です。
現在同社は川崎工場第一敷地のほか、本社を新川崎駅に近接した幸区鹿島田の「新川崎三井ビルディング」に置き、元住吉駅側の中原区西加瀬には約10万平方メートルの「第二敷地」を設置。すでに第二敷地は大和ハウス工業に売却し、2019年3月に敷地を引き渡す方針を今年(2017年)2月に発表しています。
今後、川崎工場第一敷地に約118億円の投資を行い、本社や研究開発、設計機能を収容する5階建てのプロダクト・センターを新たに建設。工場内の既存設備についても大規模リニューアルを図っていくとのことです。
三菱ふそうトラック・バスは、2005年に独ダイムラーの子会社となり、翌2006年には本社を品川から新川崎の同ビルを賃借する形で移転。公式サイトによると、同社の在籍人数は2014年12月末現在で約1万1000人で、このうち「川崎製作所/技術センター」の社員数は3200人と公表しています。
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【参考リンク】
・三菱ふそう、川崎工場に新たに118億円を投資(三菱ふそう、2017年11月15日)