暑い日中を避けて夕涼みがてら夜の20時まで実施されている期日前投票に出掛けてみませんか――来週末(2017年)7月30日(日)に迫る横浜市長選挙の「投票のご案内」が各家庭にも郵送され、選挙公報も配布されはじめていますが、忙しい方でも投票しやすいようにと港北区では選挙日前日の7月29日(土)20時まで、2カ所の期日前投票所を開設しています。
まずは転出入手続ではおおむね多くの人が訪れる「港北区総合庁舎(区役所)」(大豆戸町)投票所は朝8時30分から投票可能。大倉山駅の改札を左に、レモンロードを直進、新幹線の高架をくぐり、綱島街道の交差点を右側へ。徒歩7分の距離でも、梅雨が明けた真夏の港北区では、じんわり暑さも堪(こた)える距離かもしれません。
大きな「横浜市長選挙」の横断幕に出迎えられ、入口に「期日前投票所は3階」との案内。エレベーターで食堂入口手前の会議室に設置された投票所の前のテーブルで書類に必要事項を記入、本人確認が出来れば「投票のご案内」がなくても投票ができるしくみとなっています。
また、鶴見川以北の綱島駅近郊の人々にとってはありがたい臨時期日前投票所として設置されている「綱島地区センター」(綱島西1)は朝9時30分から投票可。綱島駅から西口商店街を西側へ、バス通り「子母口(しぼくち)綱島線」の交差点からすぐ先の右手の坂道を上がるとたどり着きますが、この真夏の日差しの中では、少々最後の坂道を歩くのも辛くも思えるかもしれません。
大きな横断幕がやはり目に鮮やかな綱島地区センターの「期日前投票所」は2階会議室。区役所と同様に「投票のご案内」がなくても投票できますとの説明。必要事項を記入するテーブルと用紙、筆記用具が狭い廊下にしっかりと用意されていました。
期日前投票が始まった7月17日(月・祝)からまだあまり日がたたないうちの訪問。「投票のご案内」も多く届いていないためもあるのか、平日の日中ということもあり、いずれの投票所も「待ち時間ゼロ」という様相。
港北区役所の必要事項を記入するテーブル上には選挙公報も。ギリギリまで投票を迷う人にとっても、現地で公報をじっくり読んで決定するということも可能かもしれません。
横浜市長選挙の前回(2013年8月)の投票率は過去ワーストの29%(港北区は28.2%)を記録していますが、とりわけ20代はわずか15.1%と、6~7人に1人しか投票に行っていない計算になります。
このため横浜市では、慶應義塾大学(日吉4)、神奈川大学(神奈川区)、横浜市立大学(金沢区)の3つの大学にも来週(7月)24日(月)と25日(火)の2日間のみ、午前9時30分から夜20時まで期日前投票所を設置する予定です。
このほか「不在者投票」として、出張や旅行、出産などで区外に滞在の人や、病院、老人ホームなどに入院、入所している人、身体に重度の障害がある人や要介護5の人のための制度(郵便投票)もあるので、ぜひ該当すると思われる方は区の選挙管理委員会に直接お問い合わせください。
なお、「インターネット選挙運動の解禁」(同委員会)により、郵便等で選挙公報が見れない場合でも、選挙管理委員会のホームページ上では選挙人名簿や選挙公報を閲覧することが可能です。
投票日となる7月30日(日)は小・中学生の夏休み真っ盛りの真夏の休日。この日は地域のお祭りなどの行事もほとんど行われないようです。横浜市の有権者が投票先こそ異なれど共通の話題ともなる選挙の行方。最寄りの投票所に、仕事やレジャー、引越や入院予定など、投票日当日に投票に行けない方は、期日前投票や不在者投票を利用してみてはいかがでしょうか。
(※)見出し横の写真は綱島地区センター
【関連記事】
・東京と違って常に盛り上がらぬ「横浜市長選」、無関心な市民だけが悪いのか?(2017年7月8日)
・7/30(日)投票の横浜市長選でも慶應日吉キャンパス内に「期日前投票所」(2017年5月22日)
【参考リンク】
・平成29年横浜市長選挙候補者一覧・選挙公報 (横浜市選挙管理委員会)
・投票日に投票所へ行けない場合~期日前投票のご案内(横浜市選挙管理委員会)
・投票日に投票所へ行けない場合 (横浜市選挙管理委員会)
・横浜市長選挙特設サイト(横浜市選挙管理委員会)
・平成29年7月30日執行 横浜市長選挙 慶應義塾大学日吉キャンパスに期日前投票所を設置します (港北区 選挙管理委員会)