港北警察署の隣地で建設が続いている日本赤十字社の「神奈川県赤十字血液センター」(大豆戸<まめど>町680)は、今年(2017年)7月2日に開所となることがわかりました。同センターによると、職員約100人が勤務し、輸血用血液を集約して横浜市や川崎市内の病院へ輸送するための拠点にするといいます。
日本赤十字社は、港北警察署の隣にあった約5750平方メートルの土地を取得し、昨年(2016年)5月から延べ床面積が約4380平方メートルの3階建て建物を建設しています。
同社は神奈川県内で厚木市愛甲に血液センターと、戸塚区汲沢(ぐみざわ)町に横浜事業所を置いていますが、このうち横浜事業所を大豆戸町へ移転させるとともに、厚木市のセンターに勤務している100人ほどの職員も移す計画。新センターには、献血センターなどの一般の人が利用できる施設は併設しないといいます。
血液センターが建設されている大豆戸町は、太尾新道をはさんで新横浜3丁目に接しており、新横浜駅から徒歩10分程度の位置。警察署やハローワーク港北、横浜アリーナなどの公共施設が集まっているエリアで、環状2号線からも至近距離です。
近年、新横浜に近い大豆戸町の環状2号線沿いでは、新横浜3丁目に接する「太尾新道入口交差点」の近くにドイツの清掃機器・高圧洗浄機メーカーの日本法人「ケルヒャージャパン」が本社ビルを建設中で、周辺の駐車場や農地では賃貸マンションなどに転換する動きも相次いでいます。
先月18日には近くに「環状北線(きたせん)」の新横浜出入口が開通し、2022年後半以降の相鉄・東急直通線の開業後は交通利便性がさらに高まるだけに、今も未開発の土地が残る新横浜寄りの大豆戸町は注目を集めています。
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