<箕輪町計画>市の審議会が外観デザインで一定の評価、圧迫感低減へ注文も

横浜日吉新聞

箕輪町計画の建物デザイン面で横浜市の審議会が一定の評価を与えました。まちづくり計画を景観面から審査する市の「都市美対策審議会」内の景観審査部会(部会長・関和明関東学院大学教授)が昨日(2017年5月)11日に中区で開かれ、野村不動産が進める「日吉箕輪町計画(仮称)」の新たな建物外観デザインについて、「課題は残るが、良い方向には向かっている」などと理解を示す声があがりました。

今回新たに示された日吉側から見た建物外観パース(第37回 横浜市都市美対策審議会景観審査部会への提出資料より)※前回提出された同じ角度のデザインパースはこちら

同部会が箕輪町計画を審議するのは今回で5回目。これまでの議論では、委員から最高20階建てとなる3棟の建物から受ける圧迫感の低減を求める指摘が何度も行われています。

これに対し、野村不動産と景観デザインを担当する日建ハウジングシステムは、今回も新たな建物外観のデザイン案を提示。中高層部では周辺建物に合わせた単位で外観を構成し、ベランダなどの手すり部分を高層部に向かうにつれて軽やかな印象を持つ素材を使うといった工夫を行ったといいます。「(敷地内の)各建物が個性を持ちながらもデザイン的に“ケンカ”をしないよう全体的に品良くまとめた」(日建ハウジングシステム)と説明しました。

いずれも景観審査部会への提出資料から作成、約1年の議論で圧迫感低減を目指し外観デザインは変化したが、建物の高さは変えられていない ※クリックで拡大

委員からは「前回と比べて良い方向に向かっている印象はある」「工夫は評価したい」との声が上がりました。一方で「(今回のように)説明がなくても圧迫感が低減したことを感じさせることが大事」「地上(人の目)から見てどうなのか、全体的に(いろんな場所・角度から)チェックしてほしい」といった注文が付けられるとともに、「これだけのもの(規模)だから(そもそも)圧迫感は消えることがない。(それだけに)まちづくりで地域へいかに貢献できるのかを明確に示す必要がある」との指摘もありました。

また、中央部に設けられるメインとなる広場について、イベント時の騒音を懸念する声もあがり、野村不動産側は、イベント内容によって日吉寄りに設ける「ゲート広場」を使うなどの方法があることを示しました。

同部会では今後、主に低層部の「にぎわい創出」をはじめとしたまちづくり面や、低い位置からの高層部の見え方などについて議論を行っていくとしています。

【関連記事】

<箕輪町計画で公聴会>「計画は“まち壊し”」「公共用地が多く期待」(2017年4月26日、横浜市の都市計画に関する議論)

<箕輪町計画>横浜市の審議会、高層マンションの圧迫感減らす工夫を再度求める(2016年12月27日、景観面からの議論)

【参考リンク】

横浜市都市美対策審議会のページ(横浜市都市整備局、後に議事録が公開される)


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