<アピタ跡の箕輪町計画>マンションは20階建て1320戸、日吉寄りに小型スーパー | 横浜日吉新聞

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野村不動産と協力会社の株式会社フォーエバーサンクス(東京都港区)は、昨日(2016年8月22日)夜に慶應義塾大学日吉キャンパス内で、旧アピタ日吉店などの跡地再開発「(仮称)日吉箕輪町計画」についての住民向け説明会を開催。3棟のマンションは高さが最大60メートルの20階建てとし、計1320戸の分譲計画であることや、計画地内には、小型スーパーなどの商業施設や5つの広場を整備することを公表しました。

日吉箕輪町計画(仮称)の全体像(野村不動産の配布資料より)※クリックで拡大

日吉箕輪町計画(仮称)の全体像(野村不動産の配布資料より)※クリックで拡大

約300人が参加した説明会では、日吉箕輪町計画の模型が展示されたほか、「Life with Green~グリーンとともに成長するまち」と題した全体コンセプトも発表されました。

計画地内の広場は、オープンテラスやイベント開催の場となる日吉側の「ゲート広場」や敷地中央の「中央広場」に加え、新設小学校の児童らが環境学習の体験ができるような「エコ広場」を小学校近くに設置。ビオトープ(生物の生息空間)も設けたい考えです。

また、街全体のマネジメントを行う「エリアマネジメント組織」の会議場所や、3Dプリンタなどのものづくり機器を備えた「ファブラボ」と呼ばれる施設の設置も構想にあるといいます。

商業施設は敷地のもっとも日吉側に2~3階建て程度の低層建物で建設。「地域の人が生鮮食料品を購入できる場所」(野村不動産)として、1000平方メートル程度のスーパーほか、クリニックや学習塾などをテナントとして誘致する計画だといいます。なお、1000平方メートルの店舗イメージとしては、スーパー「オーケー日吉店」(日吉本町4、売場面積1968平方メートル)の半分程度の規模といえます。

日吉箕輪町計画のマンションと商業施設(下部)のイメージ(野村不動産の配布資料より)

綱島街道の日吉側から見た日吉箕輪町計画のマンションと商業施設(左下下部の低層建物)のイメージ(野村不動産の配布資料より)

一方、計画地内に3棟建てられるマンションについては、高さを60メートルとし、最大で20階建てとする計画。3棟あわせ1320戸を分譲し、部屋は主に3LDKを中心としたい考えです。

計画地の綱島街道に面した綱島寄りに設けられる老人福祉施設は、野村不動産グループの野村不動産ウェルネスが運営する高齢者向けの「シニアレジデンス」とし、約120室を設ける計画です。

日吉箕輪町計画については、2017年度(2017年4月~2018年3月)に都市計画手続きを終え、2020年度(2020年4月~2021年3月)中に全面完成させる方針です。

説明会で行われた参加者の質問と野村不動産による回答の質疑要旨は別のページに掲載しています。

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