日吉台中や大塚製靴の近く、南日吉に並んで飲食店がオープン――日吉本町4丁目の愛光レジデンスビルに「七福」、「おまがね」の2つの店が開店しました。
最近、南日吉エリアでは、南日吉商店街などにて閉店、開店やリニューアルといった動きが相次いでおり、数カ月空き店舗になっていたこの同ビルの2店舗の開店も、明るい話題として地域に受け止められているようです。
伊勢佐木町から移転の「七福」は弁当が人気、そばや定食も
「七福」は、「食事処やしま南店」が昨年(2016年)末頃までに閉店し、空き店舗になっていた場所にオープン。店を切り盛りする伊藤磨由美(まゆみ)さん(都筑区在住)によると、同店は横浜・伊勢佐木町(中区曙町)にて「めしや七福」として営業していましたが、伊藤さんの親の介護のため、やむなく伊勢佐木町での営業を急遽(きゅうきょ)終了し、住まいに近づくためこの日吉本町に店を移転してきたといいます。
今年(2017年)2月から仮オープン、3月5日から本格的に営業開始し、当初は「手作り弁当」を販売する店として業務を行っていましたが、4月3日からは店長に定食店での調理経験が豊富だという石原秀人(ひでと)さんを群馬・前橋から呼び寄せ、新たに定食やそばのメニューも加えたランチタイムの営業を開始しました。
定食はレギュラーメニューが「もつ煮定食」で税込650円。他に、その日の仕入れ状況により数種類のメニューをチョイスできるといいます。そばのメニューは、伊藤さんがとんかつとそばの店で勤務した経験を活かし、「四国愛媛の道後温泉近くの出身で、関西風の薄味のそばを召し上がっていただけるよう、だしの味にもこだわっています」と、そばもぜひ食してもらいたいと力を込めて語ります。
弁当は仕出しでも人気で、大口顧客などに卸すなど、「土曜日は大きなイベントなどもあり、仕出し用のお弁当づくりのためやむなく閉店しています」と、土曜日がお休みの理由を語る伊藤さん。
「ワンコイン」で購入できるという弁当は税込500円という価格、一週間分の「今週のメニュー」を店頭に掲示しています。
「(伊藤さんの親の)介護の状況にもよるが、出来得る限り夜の営業も行っていきたい」とのことで、既に根強いリピーターも存在しているという弁当販売、そして石原さんが手掛ける定食の味が、どう日吉周辺の人々に受け入れられていくか、また夜の営業を行っていった場合に、どんな料理やお酒が振る舞われるのかに注目が集まりそうです。
営業時間は、当面の間は11時45分から13時30分(ラストオーダー)まで、土曜定休、他に不定期で休みの場合もあるとのことです。
銀座で輸入ブティックも経営のオーナーが“生涯の夢”描いた個人店
一方、「七福」に向かって右隣の場所に2014年3月にオープンし、昨年夏に閉店していたマレコンコーヒー跡ににオープンしたのが、東京・銀座で会員制インポートブティック「銀座リッシュ」の経営を行い、占い師「紗亘右京(さわたりうきょう)」としても活躍していた有限会社リッシュインターナショナル代表の金高実(かねたかみのる)さんが手掛ける店「おまがね」。
昼はコーヒーがメインの喫茶店、夜は料理と酒を楽しめる店として4月23日に仮オープン。本格的には5月に開店予定とのことで、現在店内のレイアウト整備や料理メニュー開発などの準備を行いながら、ゆっくりとしたペースで来店客の対応を行っているといいます。
銀座では芸能人などの占いも手掛けていたといい、客が「自ら」豆を挽いて淹(い)れるというかたちでのコーヒーの提供や、希望に応じて、簡単な中国で生まれたという「四柱推命(しちゅうすいめい)」での占い、姓名判断などもオプションで行うことができるとのこと。
2001年には、自身の半生を記録した書籍「悩める人達に贈るハイパー処世術 悔しかったら転職してみろ!」(文芸社)も出版するなど、開運アドバイザーや開業コンサルタントとしても活動してきた金高さんが“生涯の夢”として描いたこだわりにあふれる店となっているとのこと。またかつて板前として修業した料理の腕前を活かしたメニューも計画しているとのことで、特に占いなどに関心がある方にとっては興味深い店になりそうです。
※営業時間、定休日は直接店舗にてご確認ください。
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【参考リンク】
・愛光レジデンスの場所(グーグルマップ)