<グルメ>日吉本町駅の周辺で貴重、モーニング&ランチ&洋菓子が味わえる老舗喫茶 | 横浜日吉新聞

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日吉・綱島・高田のグルメレポート【第4回:2017年1月5日「日吉本町駅エリア編1」】今から9年ほど前の2008年3月末に開業した市営地下鉄グリーンラインの日吉本町駅。交流施設も併設した2階建ての立派な駅舎があり、駅前の道路も美しく整備されていますが、降りて目に入ってくるのはコンビニや病院と住宅。「駅前で食事を」と考えて訪れた人は戸迷ってしまうかもしれませんが、ほんの少し歩いて商店街へ行くことで、地元の老舗に出会えます

開業から9年経った今も美しさを保つ日吉本町駅は、商店街の中心部から少し外れている

開業から9年経った今も美しさを保つ日吉本町駅は、商店街の中心部から少し外れている

「南日吉商店街」と呼ばれる繁華街の外れに作られた日吉本町駅。街が形作られた後に駅が設けられたため、土地勘のない初心者には商店街への道のりが分かりづらいのが難点ですが、駅前にある「ファミリーマート日吉本町店」の脇を真っ直ぐに2分も歩けば、スーパー「オーケー日吉店」などが連ねる商店街へたどり着けます。ここまで来れば、幾つかの飲食店が見つかります。

駅から見て、交差点左手すぐのマンション1階にある食事処「日吉や」(日吉本町3)はそばや丼ぶりなどの定食メニューが豊富な“駅前食堂”。右手に歩けば見つかる老舗中華店の「三陽」(日吉本町3)も、定食を含めて一通りの中華メニューを揃えています。

喫茶店に洋菓子店が併設している「プチ・アントルメ」

喫茶店に洋菓子店が併設している「プチ・アントルメ」

“駅近”の両食堂に加え、南日吉でお薦めしたい名店が、まもなく開店40年を迎える喫茶店「プチ・アントルメ」(日吉本町3)です。駅を出て左手の住宅街を直進すると、スーパー「メグミマーケット」が見え、さらに先の青果店「八百半商店」を右に曲がって少し歩くと、3階建てのレンガ色のマンション(ルームハイツ日吉)1階に店が見つかるでしょう。駅から約350メートル、徒歩4分くらいの距離です。

ある一定の年齢を超えた人なら迷わず入ってみたくなる雰囲気を醸し出しているプチ・アントルメは、かつて街のいたるところで見かけた地元の「喫茶店」。そこに洋菓子店が併設されているため、喫茶店にお世話になった世代以外でも、入りやすくなっているのが特徴といえます。

ランチ休憩にもぴったりです

ランチ休憩にもぴったりです

店内はカウンターを含め20席超で、全席喫煙可能。日吉本町駅の周辺には、全国系のコーヒーチェーンやファストフード店が見当たらず、ちょっと一休みができる場所はほぼありません。9時から22時まで開いている同店は心強い存在。オーケーやメグミマーケットなど商店街での買物時に立ち寄っている年配の常連さんも多く見かけます。

シェフの主人と奥さんの2人で切り盛りする同店。喫茶店だけでなく、ケーキを買いに来る人も訪れるため、ランチ時間帯は忙しそうです。

11時から14時までのランチタイムは、コーヒーまたは紅茶付きのパスタやカレー、リゾットのセット(税込890円)があり、ハンバーグ(1250円)やポークソティ(1410円)なども用意されているので、昼食でも使えます。

喫茶店でいただくパスタは独特のおいしさがあります

喫茶店でいただくパスタは独特のおいしさがあります

朝は9時から11時まで、コーヒーまたは紅茶付きで500円(トーストと目玉焼きとサラダ)と560円のモーニングセット(焼きサンドと目玉焼きとサラダ)も。また、洋菓子専門店でもある同店自慢のケーキと飲み物をセットで注文すると50円引きとなります。

ボリュームが少し控え目のどこか懐かしいミートソースのパスタを食べた後には、ついケーキも注文してしまいたくなる、そんな居心地の良い貴重な喫茶店でした。

(価格などのデータは2016年12月現在のものです。詳細は公式サイトなどでご確認ください)

  • 日吉・綱島・高田グルメレポートについて
    このコーナーは、横浜日吉新聞の記者が個人的に訪れているなかで、「ここは!」というお店についての情報を紹介するとともに、個人としての所感を述べていくコーナーです。3つのエリアを対象に、気力が続く限り毎週1店ずつ地道に紹介してまいります。なお、日吉・綱島・高田以外の港北区内エリアの情報は「新横浜新聞~しんよこ新聞」をご覧ください

【参考リンク】

「プチ・アントルメ」(「食べログ」のページ)

「プチ・アントルメ」の場所(日吉本町3丁目、グーグルマップ)

南日吉商店街のマップ(「プチ・アントルメ」はCエリア)


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