さよなら「日吉台学生ハイツ」、すべての学生が退去し47年間の歴史に幕 | 横浜日吉新聞

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営業最終日となった2016年3月20日は午前中から慌ただしく荷物を運び出す様子が見られた

日吉駅東口近くの「日吉台学生ハイツ」(箕輪町1、現在の正式名は「東京・スチューデントハウス日吉台」)は2016年3月20日(日)に営業を終え、1969(昭和44)年3月から47年間にわたる学生寮としての役目を終えました

最大で900人以上いた入居者は、3月までに300人ほどが残っていましたが、連日のように引っ越し業者のトラックが同学生ハイツの1階に横付けされ、次々と学生が退去。最終日となった3月20日(日)時点で残った70~80人も、午前中から慌ただしく乗用車や軽トラックなどに荷物を積み込む様子が見られました。

9階建ての建物は、街の灯りが反射している以外は真っ暗となった(3月20日22時ごろ)

入居者がいなくなった9階建ての建物は、一部に街の灯りが反射している以外は真っ暗となっていた(3月20日21時すぎ)

館内に「蛍の光」が流れ続けるなか、21時頃には入居者がほぼゼロの状態に。残った数人の入居者も退去期限である午前0時までに部屋を出たため、9階建ての建物は出入口付近をのぞいて真っ暗となっていました。

同学生ハイツ内には、管理会社である伊藤忠アーバンコミュニティの事務所が併設されていますが、ここも今月末までに撤収し、学生ハイツは完全に閉館され、47年間の歴史に幕を下ろすことになります。

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半世紀近い歴史を刻んだ日本最大級の「日吉台学生ハイツ」、3/20に迫る終幕(2016年2月20日)

【参考リンク】

東京・スチューデントハウス日吉台 閉館のお知らせ(伊藤忠アーバンコミュニティ、2014年11月2日発表)

「東京・スチューデントハウス日吉台」館内紹介動画・アニメーション編(YouTubeでの公開動画)


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