来年(2016年)3月での閉館が予定されている「日吉台学生ハイツ」(箕輪1=日吉消防出張所の真横、現在の正式名は「東京・スチューデントハウス日吉台」)のWebページ(ホームページ)が2015年9月22日までに完全閉鎖されていることがわかりました。
Webページは、運営者である伊藤忠商事グループの伊藤忠アーバンコミュニティが開設し、館内の設備や様子、行事などを公開していましたが、現在はトップページを含めて大半が消去されている状態です。
日吉台学生ハイツは、当時「箕輪大池」と呼ばれていた池を埋め立てた土地を使い、1969(昭和44)年3月にオープンした学生向けアパートです。地上8階・地下1階の建物が2棟(920部屋)あり、伊藤忠商事などが運営を行ってきました。
慶應大学に近接した場所に位置するため、開館当初は慶應大学ビジネス・スクールの教室や研究室としても活用された歴史もあります。なお、近年は入居者に占める慶應大学生の割合は3割程度にとどまり、日吉駅に近いという立地から、都内の各大学や専門学校へ通う学生が入居していたようです。

YouTube上には現在のところ「東京・スチューデントハウス日吉台」を紹介する独自動画が残っている
ただ、建設から46年が経過していることから、2016年3月限りでの閉館を決めており、新たな入居者募集は停止している状態でした。
現在、建物の所有権はこの土地を開発する目的で設立したと見られる「合同会社日吉プロパティーズ」という伊藤忠商事が出資する会社に移されています。
日吉駅東口から徒歩3分という好立地であることから、跡地がどのように活用されるかに注目が集まっています。
【関連記事】日吉駅近くで大規模開発も、日吉台学生ハイツが来年3月に閉館へ(2015年7月26日)
【参考リンク】
・東京・スチューデントハウス日吉台 閉館のお知らせ(伊藤忠アーバンコミュニティ、2014年11月2日発表)