20年来の歴史ある「港北区民ミュージカル」が4年ぶりに復活、新体制で新たな出演メンバーを募集しています。
港北区民などの有志からなる「港北区民ミュージカル実行委員会」は、今年(2024年)12月21日(土)と22日(日)に港北公会堂(大豆戸町)で開催予定の「港北区民ミュージカル2024」の出演者と、体験レッスンの参加者を募集しています。
出演者の応募資格は小学校4年生以上(4年生未満で参加したい場合は要相談)。年齢の上限はなく、舞台経験は不問。港北区に在住、在学、在勤していなくても応募が可能となっています。
募集定員は50人を予定しており、練習参加費は3万円(7~12月分)、諸経費が3000円。そのほか、障害保険料や実費での衣装代を負担する必要があるとのことです。
説明会で周知する参加条件を了承の上、参加可否を決定するとのこと。
応募締め切りは6月8日(土)必着、メールにての詳細エントリーが必要となっています。
無料「体験レッスン」や説明会も
特に初めてミュージカルに挑戦する人々が気兼ねなく参加できるようにと、体験レッスン日をすでに申し込みを締め切った4月28日(日)に設定しているほか、5月11日(土)と19日(日)、26日(日)にもそれぞれ予定しています(時間は各2時間、開始時刻はそれぞれ異なる。申込締切は1週間前の同曜日まで)。
出演応募者、保護者向けの説明会は6月9日(日)に開催する予定となっており、小学生と中学生(保護者同伴要)は13時15分から14時45分まで、高校生以上は15時から16時30分まで。
場所はいずれも港北区福祉保健活動拠点(大豆戸町13-1の吉田ビル、大倉山駅より徒歩約7分)多目的室で、参加費用は無料となっています。
稽古は7月からスタートし、原則、土日祝日、また平日夜に行う場合もあるとのこと。場所は同活動拠点や区内地区センター、港北スポーツセンター(大豆戸町)で実施し、12月開催の本番までの「作品づくり」を行っていくとのことです。
なお、総合監督に劇団民藝(川崎市麻生区)所属のうちだ潤一郎さん、指導助手に同団の小嶋佳代子さん、ダンス指導に劇団テアトル・エコー(東京都渋谷区)の小川こういちさんを招へいする予定とのことです。
20年来の歴史を継ぎ「4年ぶり」復活へ
「港北区民ミュージカル」は、2003(平成15)年に、青少年の育成と港北区の地域文化の活性化を願い、港北区内の福祉団体や青少年育成団体の役員、横浜市中学校演劇研究協議会の役員や市高校演劇連盟演劇部顧問、区内中学校のPTA役員らにより実行委員会を結成・設立。
現在は、その形をより発展・進化させて、劇場を発信基地として観客も取り込んでの地域の文化・芸術の向上を目指す団体として活動しているといいます。
作品は、港北区エリアの地域の話題と時事を題材としたオリジナルのミュージカルとして発表されてきたといい、地元・港北区を知るチャンス、また多世代がつながる機会としても大きなつながりや「感動」を分かち合える公演を積み重ねてきたといいます。
募集案内のチラシは港北区内の小学校や中学校でも配布される(予定)とのこと。
「小学生からシニア世代まで、幅広い年代層の方々が一緒にゴールに向けて活動していくことが大きな特色となっています。特に子どもたちには、目標に向かって努力する心、諦めない心を育みます」と実行委員の高橋正幸さん。
プロ・アマ問わず参加が可能となっており、「将来、俳優を目指す方のステップの一つにもなるような舞台を目指しています。社会人の方には、昔できなかった舞台への再チャレンジの場としてエントリーいただければ」と、世代を超えた“ステージ”での夢と感動を共有することを目的に活動したいとの思いを示します。
「運営メンバーの体制も新たに、新型コロナ禍中の2020年に行った最後のインターネット(Web)上での作品公開から4年ぶり、リアル開催としては2019年以来5年ぶりの復活公演を目指します。当ミュージカルの歩みを知っていただき、まずは無料体験からご参加いただければ」と、体験レッスンからの申し込みを広く呼び掛けています。
(※)この記事は「横浜日吉新聞」「新横浜新聞~しんよこ新聞」の共通記事です
【参考リンク】
・これまでの公演(同)