プラウドシティ日吉内の“自然食品スーパー”、開店から3年でイオン系が撤退へ | 横浜日吉新聞

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オープンから3年で閉店が決まりました。

箕輪町2丁目の大型マンション「プラウドシティ日吉」内の綱島街道沿いにある小型食品スーパービオセボン(Bio c’Bon)日吉店」が今月(2023年)6月18日(日)限りで閉店することを公表しています。

6月18日(日)限りでの閉店が決まった「ビオセボン」日吉店(6月8日撮影)

ビオセボンは仏パリで2008(平成20)年に1号店が誕生した“オーガニック(有機)・スーパー”で、日本では2016(平成28)年からイオンとの合弁企業であるビオセボン・ジャポン株式会社(東京都中央区)が東京都内と神奈川県内に出店。

6月時点で麻布十番や赤坂、横浜元町、日吉、武蔵小杉など27店(都内19店・神奈川8店)を展開中です。

ビオセボンはプラウドシティ日吉の商業施設「ソコラ日吉」のもっとも日吉駅寄りの1階、目立つ位置にある

日吉店は、プラウドシティ日吉内の商業施設「ソコラ(SOCOLA)日吉」の主要テナントとして、同施設のオープンとほぼ同時期の2020年5月1日から1階に出店していました。

このほど、運営会社から日吉店をはじめ、赤坂店(港区)、碑文谷店(目黒区)の3店を6月18日(日)付けで同時閉店することが発表されたものです。

6月5日に閉店が公表されると同時に“閉店セール”が始まっている

近隣の住民からは「有機食品や輸入食品が多いので全体的に価格が高い日常の食品スーパーとしては使いづらく、決まった商品しか買わなかった」という感想があった一方、子育て中の母親からは「小さな子ども向けに安心感があるのでよく使っていた。閉店は残念」との話が聞かれました。

ビオセボンは一般のスーパーでは取り扱っていないような輸入食品も目立つ(2020年5月のオープン時)

同チェーンは輸入食品の取り扱いが多いこともあり、今回の3店舗閉店について店舗関係者からは「急激な円安」の影響を指摘する声も。

なお、プラウドシティ日吉の日吉駅寄りでは、同じイオン系のミニスーパー「まいばすけっと」が2店営業しており、日常食品類の買物面では大きな支障は出ないものとみられます。

【関連記事】

・【開店時の記事】パリ生まれの「オーガニック」店が箕輪町に開店、子育てアイテムや量り売りも(2020年5月2日、新型コロナ禍の最中にオープンした)

・【商業施設「ソコラ日吉」について】<プラウドシティ日吉>仏発祥のスーパーやサイゼリヤなど出店、医療モールも(2020年1月10日)

・【過去記事】旧アピタ近くのスリーエフ跡に「まいばすけっと」出店、箕輪町1丁目で2店目(2016年7月14日、プラウドシティ日吉の至近に同じイオン系のミニスーパーが営業中)

【参考リンク】

ビオセボン「【閉店のお知らせ】赤坂店、碑文谷店、日吉店」(2023年6月5日発表)

ビオセボン日吉店(2023/6/18閉店)の案内ページ(ソコラ日吉1階)


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